高速増殖炉の実験炉であるもんじゅの廃炉を政府が示唆しています。
こうなってくると使用済み核燃料の問題が原子力政策のさらなるネックになってきます。
原子力発電は「トイレなきマンション」と言われていましたが、このトイレを作る手段が高速増殖炉でした。
現在使用済み核燃料をリサイクルする手段はMOX燃料という混合燃料です。
また、それ以外にも2年ほど前にこのような記事が出ていました。
使用済み核燃料使う次世代炉 日立が実用化へ(2014年)
このような話はなかなか息の長い話に成るのでその続報が出てくるのはまだまだ先かもしれません。
さて、MOX燃料の問題点はこちらの河野太郎さんのブログ記事がわかりやすいです。
核燃料サイクルが破綻すると、使用済み核燃料に価値が無くなります。
現在は各電力会社は資産として計上しているとのこと。
これが本当だと。。。普通に考えて破綻してしまうのが目に見えています。
その問題に火がつく頃、電力会社の株価が一気に下がりますね。
そのための布石としてなのか「原発廃炉費用新電力にも上乗せ」という記事を出してきました。
上手に抜け道を作ってきます。
普通に考えて日本には30%程度の再生エネルギーは必要不可欠だと思います。
今は円高、原油安で比較的安定している日本のエネルギー価格ですが、正直言っていつまでこれが続くかはわかりません。
円高のうちに買っておくべきはウランやガスやオイルではなく、長期間発電可能な太陽光パネルです。
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