今更聞けない太陽光の基礎シリーズです。
前回は過積載について書いています(「今更聞けない!」過積載の計算方法)(「今更聞けない!」過積載のメリット・デメリット)
今回は土地に対してどうやってパネルを貼り付けていくのが得になるのかというレイアウトについてです。
最大のポイント 傾斜角
人によっては5度で組む人もいますが、基本になっているのは10度です。
5度だとゴミが流れないという報告も来ています。
FIT以前や40円の時代は25度や30度といった発電がマックスになるような角度で組む戦略をとる人が多くいました。
しかしパネルの価格が下がってきた今では、限られた資産である「土地」を最大に生かすため、土地に対してパネルを多く貼り付けたほうが得をするということがわかっています。
もう一つのテーマ 南向きレイアウト角度
また以前は南向きゼロ度(東西傾きなし)を重視する人が多くいました。
もちろんそれができればそれに越したことはないのですが、実際は真南に理想的に配置できる土地ばかりではありません。
そうなってきたときに30度くらいでしたら気にせずに土地なりに配置するほうが得をすることが多いようです。
状況によっては東西設置(東向き架台と西向き架台を組み合わせて山型に配置する)をする人もいるくらいです。
理想的なアレイ間離隔をとるべきか? 冬至の影を恐れない
4段10度だと九州、中国、関西、東海、関東エリアでは1.5m程度のアレイ間隔をとると冬でも影がささない距離を保つことができることが多いはずです。
でも土地の都合でどうしても1.1mしかとれないとしたらどうすべきでしょうか?
*パネルのつなげ方にも関わってきますが、条件を満たせばパネルに南側のアレイの影がさすことはあまり気にしなくてもいいように思います。このような集積配置の威力は写真を見てもらえば一目瞭然ですね。
こちらはアレイ離隔を気にしてうまくパネルを配置できなかった例です。
実際にはこの北側のスペースに3段架台を入れたりすることが多いのではないでしょうか。
そこにこのようにアレイ離隔を詰め、集積配置を仕掛けると4段架台がすっきり入ってしまいます。
春から秋にかけてしっかり発電してくれることのほうが収益性が高いことが多いです。
もともと日射の弱い冬至の影を恐れるより、それ以外の時期に発電するはずだったパネルを配置できないデメリットのほうが勝ってしまうためです。
* パネルは横置きに配置し、横つなぎをしていく必要があります。
* ここの説明で記事が3つくらい書けそうなのでまた後で書こうと思います
架台の高さはどうするべきか?
以前は架台のコストを下げるために、南側の下端を30cmなど低く貼り付ける人もいました。
しかしメンテナンスの手間を考えると、逆に1mや1.2mまで上げてしまうというのも一つの手です。
1.5mまで上げてしまえばほとんどの雑草はそこまで伸びてきません。
セイタカアワダチソウや竹、木が生えてきたときは要注意ですが、低い架台と比べると圧倒的にメンテナンスの回数は減ります。
雪が降るところではどうするべきか?
10度の架台はやめたほうが無難です。
20度でも条件によっては雪が落ちません。
条件というのは気温が低い、架台の金具が雪を引っ掛けてしまうなどです。
私が新潟で保有している発電所でも見事にこの現象が起こっていました。
手前がうまく雪が落ちている横置きの4段架台です。
奥に見えるのがカーポート型の7段架台ですが、パネルとパネルの間に見事に雪が積もっています。
この日はこのカーポート型架台は発電ゼロでした(涙)
ただ、雑草対策がほとんど入らないことはとても大きなメリットなのであまり気にしてはいません。
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