落とし穴　と言うほど致命的な話ではないんですが、ちょっとマニアックな悩み。

それが監視装置の電源をどう取るかということ。

例えば単相パワコン9台の場合の電源の取り方

僕の1基目がこれです。

単相PCSの場合、ほとんどの電力会社が「定額契約」という契約をとります。

これは小さな電気の使用であれば電力会社がメーターを設置せずに1口あたり一定の金額（300円程度）で契約してしましょうというものです。

パワコン9台に監視装置1台を入れ、10口で契約するということが多いのではないでしょうか？

この場合、単純に月々2500円〜3000円の電気料金を支払うことになります。

パワコンが使う電力は大した電力ではないのですがその割にはとても割高な電気料金と言えます。

三相パワコン5台の発電所の電源の取り方　200Vの動力電源で動くかが鍵

では三相パワコンの場合はどうでしょうか？

三相パワコンの場合、200Vの動力電源を引いてくる形です。

この場合、パワコンを動かす分には実量性の契約になります。（基本料金＋従量料金など）

問題は監視装置です。

監視装置やルーターが200Vの電源でうごかいない場合、結局単相の100V電源を引いてくる形になります。

今回僕が新潟で連系した発電所はSMAの三相パワコンでした。

SMAはWeb connectという監視ユニットが内蔵されているので便利なんですが、インターネット接続するためのルーターが必要になります。

僕が用意したルーターが100Vオンリーだったため、わざわざ単相契約を1口申し込む形になってしまいました。

一方で、200Vで動くような監視装置（メーカー純正の出力制御ユニット＋監視装置のような例）では三相パワコン用の電源でそのまま動きます。

これであれば監視装置のために電源を引いてくる必要がないですし、ランニングコストのアップも有りません。

単相一口（単相用の監視装置を一口増やした計算）でどれくらいのお金に成るか

月に250円で計算したとします。

20年は240ヶ月ですから6万円の電気代です。

20年で考えると大した金額ではありませんが、これが削減できるのだとしたら実は大きな金額と言えます。

監視装置のお金が6万円変わったらとても大きいですよね？

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