2016年頃から過積載(パワコン容量よりも明らかに大きな容量のパネルを繋げる設計)が増えてきました。
必然の過積載 実は100kWのパネル容量の発電所はなかなか100kW発電してくれません。
快晴の6月の新潟(今日)でも87kWくらいです。
(49.5kW+39.6kW パネル合計100kWの発電所)
もともとパネルの定格容量は気温25度の時に1平米あたり1000Wの日射がある時の発電量を指し示しています。「夏至の頃の晴れた日の正午の日射量」という想定の数字ですが、実際の所は見ての通りその90%程度の発電量です。
パワコンによる変換効率や実際は25度を超えてしまっている日照条件、系統側の電圧上昇なんかもあるかしれません。
結局100kWの発電所は100kW発電しないのだからパネルはパワコンよりも大きく積むのが正解
そう。
これが一つの答えです。
150%くらいの過積載までは実質的には「過積載ではない」と言えると僕は考えています。
(ほぼピークカットは起こらない)
ではどこまで過積載をすべきなのか
電気的には今のパワコンは200%近辺が「限界値」です。
山洋電気の単相は93kWくらい。
ソーラーエッジは99kWまで。
以前はSMA三相が200%を超えた量を繋げたんですが、これからは160%程度で制限をかけるとのことでした。
今最強は田淵電機+分岐ケーブルを使った300%近辺まで可能な過積載と、新電元三相PCSを使った200%越え過積載です。
しかし300%も過積載をかけてしまうと捨てる電力があまりにも大きくなってしまい、投資としての旨みが減ってしまいます。
その分「パネルの故障に強い」という良さが残りますが、メンテナンスコストもかかってきます。
方程式が変わってきた2018
実は投資という点から見ると過積載の方程式は今年と去年で変わっています。
21円までは「単価が減った分、パネルを増やして実発電量をあげる。年間の売電金額は230万円近辺と以前と変わらない。」というモデルでした。
しかし、18円からはパネルの増設に規制が入ってしまったことと、過積載が電気的にも効率的にも(ピークカット)頭打ちになってきたことでこの状況は変わっています。
今までの「過積載 ⇨ 売電増」というライナーな方程式が成り立たないのです。
個人的には日照のいい所は200%を超えた過積載は仕掛けなくてもいいのではないかと考えています。
2018年の方程式をどう作るか
例えば、18円でも効率良く発電投資をするには強いパネルを使って、288枚以下で、狭い土地で効率良く過積載を仕掛けていくという考え方ができます。
架台の金額も下がりますし、土地も狭目でいけます。
また管理費も落ちてくるのではないでしょうか?
もちろん土地ありきなので、土地が余ってしまうようであればどんどんパネルを入れるべきです。
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