稼働済み発電所の査定のお問い合わせをいろいろといただいています。
案外売りたいという方は多いのだなと改めて思っている訳なんですが、査定あるあるを紹介しようと思います。
査定あるある１ 資料と現物が違う
案外あるのがこれです。
資料（図面、認定書面）と現物が違うというもの。
パネルが違う、パワコンが違う。
ひどい時はパワコン容量が違っていたりするのですが、大抵は合計すると認定容量とパネル容量は許容範囲内に収まっているというパターンがほとんどです。
まぁ、このレベルであれば、名義変更後、パネルとパワコンの変更をかければ現状に合わせることができるので大きな問題にはなりません。
パワコンが増えていたりすると面倒です。
予備ですかね。
予備。
査定あるある２ 書面がない
ありがちなのが電力の連系確認書がないパターンです。
連系確認書は連系日と単価が記載されています。
この二つの情報が検針票に乗っていればいいのですが、乗っていない場合、連系日を証明するものが手元にないということになります。
電力会社に問い合わせれば問題なく手に入るのですが、面倒は面倒です。
一度ご確認を。
他に書面がないパターンはストリングマップや架台の資料。
特に単管架台の発電所は書面が揃わないことが多く、買い手を選びます。
逆にいうと、他の買い手が躊躇する案件なので案外安い値段で買うことも可能な案件ということになります。
リスク無くしてリターンなし。
査定あるある３ JPEAの電子申請サイトにログインできない
これも少々面倒です。
ログインID、パスワードを忘れると登録したメールアドレスにメールが来るシステムになっていますが、メールアドレスを変更していたりすると万事休す。
書面で問い合わせることになります。
査定あるある４ 融資がつかない
つかないは言い過ぎですね。
つきにくい。
接道がない。
銀行がそもそも消極的なエリア。
地味に違法な発電所。
などなどです。
三為取引を使って信販を噛ませるしかないかもしれませんね。
ただ、これも同様にリスク無くしてリターンなしです。
どのリスクなら自分はOKを出せるのか。あらかじめ決めておいた方がいいでしょう。
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