フリーと言う本を読んだことがある方は多いんじゃないでしょうか?
無料ビジネスをテーマにした書籍です。
無料ビジネスにはいくつかのパターンと特徴があり、1セントと無料の間にはとてつもなく大きな壁があるというお話です。
現代社会の価格下落圧力と生産性の向上やデジタル化が噛み合うと、多くのものは無料になっていくというお話です。
オススメの本なので是非読んでみてください。
太陽光発電設備が無料になる時代は来るか?
では太陽光発電や再エネはどうでしょうか?
再エネが無料で普及していく時代は来るでしょうか?
その方法論はあるんでしょうか?
再エネが無料で社会に入っていくことの難しさはなんでしょうか?
1つは投資産業であり、その投資サイクルがとても長いということです。
例えば例えば屋根の上に、第三者の資金で太陽光パネルを載せるという方法があります。
TPO(サードパーティーオーナーシップ)という方法です。
アメリカではソーラーシティーという会社がこの方法で屋根上のソーラーを一気に拡大しました。
現在では少し陰りが見えるそうですが、現金購入、ローン、第三者所有の3つのパターンからファイナンスを選べるというのはアメリカの強みですね。
アメリカの場合、サブプライムで問題にはなりましたが基本的に金融技術が強く、何でもかんでも金融商品に仕立て上げます。
そういう意味で所有者と使用者を分離したり、金融技術を使ってサービスのみを受け取ることにはあまり抵抗がない社会なのではないでしょうか?
例えば日本だと「借り物」と「持ち家」では持ち家の方がイメージがいいような気がします。
またマイカーも現金購入とローンによる購入では現金購入の方がイメージがいいような気がします。
また日本とアメリカの住宅事情もこのファイナンスプランには影響しているように思えます。
日本の木造住宅は30年で建て替える例が多いと言われています。
中古で20年経った住宅の上に、法定耐用年数17年のソーラーパネルを載せるのはなかなかリスクのある話かもしれません。
建物の寿命の長い国ではまた別の判断ができそうです。
逆の発想をすると住宅のライフサイクルが30年と短い日本では、新築住宅が多いわけで、新築にパネルを乗せていくという話が日本の再エネ普及にはいいのかもしれません。
コメントを残す