PV EXPOで色々と見てきましたが、パネルメーカーの中では過積載情報をアップデートしてきたメーカーがいくつかありましたのでご紹介します。
HUAWEI 4.95kWパワコン
こちらはメーカー見解では300%までの過積載を容認するようです。
パワコン側の端子はH4コネクタというタイプで、そこに対して分岐ケーブルを当て込んでいくかたちの並列式になってきます。
SMA 5.4kW+4.5kWパワコン
SMAは9.9kWパワコンが廃盤となります。(2019年5月の注文に対する製造が最終)
10月でJET認証が切れるため、このような措置になったと推測されています。
元々SMAは過積載を容認するメーカーでしたが、昨年の段階で三相は180%と制限をかけていました。
最新の制限は単相で250%以下。(2019年3月)
4.5kWであれば11台構成になります。
ところがここでマックス過積載を仕掛けると250%を超えてしまいます。
(例えばジンコの330Wだと1台あたり36枚。11台では396枚。130kW=264%)
これが10台構成になると118.8kW(240%)で過積載制限内に押し込むことができます。
今のところこれがSMAの過積載マックスです。
田淵電機9.9kW三相パワコン
こちらも分岐ケーブルを使って300%までの過積載を容認しています。
150kW規模の過積載ですからこちらも強烈ですよね。
ところが田淵電機は変換効率が93.5%でしかもファンの故障が多く報告されているという悩ましさ。
経営がうまくいっていないというリスクも付いてきます。
一方でファンは夏の発電には効果的に機能するので温度上昇抑制はあまり感じません。
デメリットがメリットに入れ替わっているとも言えます。
パワコン選定の悩ましさ
ファンと故障の話もそうなんですが、メリットデメリットが表裏一体になっているのがパワコン選定の難しさだと思います。
パワコンの選定の悩ましさとしては単相の電気料金です。9台〜14台までありますが、東北電力で9台構成ですと2500円くらいです。
14台構成ですと余裕で3000円を超えます。
年間でも3~4万円。20年で60万〜80万です。
これが三相だと半額以下になります。
一方で三相の場合結局トランスの部分で変換効率が落ちるという問題があります。トランスレスタイプが98%くらいですが、トランスをつけると93%近辺になりますよね。
5%というと概算5万円です。
どちらが得なのか。本当に難しいですね。
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