回収10年で見るオンライン制御の現実
借金大好きhamasakiです。
オンライン制御とPCS交換の話になると「結局ペイするのか」という話になります。
今回は感情論を全部捨てて、回収10年という基準で整理します。
PCS交換費用は250万円で固定します。
今回の判断条件
今回の記事は、かなり条件を絞っています。
該当しない人は読み飛ばして大丈夫です。
- 旧ルールの太陽光発電所
- 現在はオフライン制御(代理制御)
- 年間売上は約250万円
- FIT残年数は10年
この条件で
PCS交換+オンライン制御を入れる意味があるか
を見ます。
回収10年のラインはどこか
PCS交換費用250万円を10年で回収する場合
必要な年間改善額は25万円です。
計算は単純です。
- 売上改善額
- 修理費削減
この2つの合計が
年25万円を超えるかどうか
それだけを見ます。
売上改善額の考え方
売上250万円の発電所の場合
制御率差1%=約2.5万円です。
旧ルール太陽光の
オフライン制御 → オンライン制御
この差分だけを使います。
電力会社別
回収10年での判断表
| エリア | 旧ルール オフライン |
旧ルール オンライン |
差 | 売上改善/年 | 修理費削減/年 | 年間改善額 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 16.3% | 0.4% | 15.9% | 約40万円 | 25万円 | 約65万円 | ◎ |
| 九州 | 13.7% | 7.5% | 6.2% | 約16万円 | 25万円 | 約41万円 | ○ |
| 東北 | 9.3% | 4.1% | 5.2% | 約13万円 | 25万円 | 約38万円 | ○ |
| 北陸 | 7.8% | 2.4% | 5.4% | 約14万円 | 25万円 | 約39万円 | ○ |
| 四国 | 6.5% | 3.7% | 2.8% | 約7万円 | 25万円 | 約32万円 | ○ |
| 中国 | 4.5% | 1.9% | 2.6% | 約6万円 | 25万円 | 約31万円 | ○ |
| 東京 | 0.14% | 0% | 0.14% | 約0万円 | 25万円 | 約25万円 | △ |
| 中部 | 0.42% | 0.06% | 0.36% | 約1万円 | 25万円 | 約26万円 | △ |
| 関西 | 0.40% | 0.15% | 0.25% | 約1万円 | 25万円 | 約26万円 | △ |
| 沖縄 | 0.37% | 0.06% | 0.31% | 約1万円 | 25万円 | 約26万円 | △ |
◎ かなり余裕
○ 十分に成立
△ 修理前提なら成立
北海道は別格
北海道は数字が振り切れています。
抑制改善だけで年40万円。
修理費を足すと、回収10年どころか5年圏内です。
PCSが古いなら、ほぼ迷う理由はありません。
九州・東北・北陸・中国・四国
このゾーンが一番現実的です。
抑制改善単体でもそこそこ効きますが
本体は修理費削減です。
年に1台
20〜30万円
これを何年も払うなら
最初から交換した方が数字は綺麗です。
東京・中部・関西・沖縄
抑制改善はほぼ期待できません。
ただし
PCSが10年超えなら
「修理するか交換するか」という別の判断になります。
抑制ではなく
保全と安定稼働の判断
として考えるエリアです。
結論
PCS交換とオンライン制御は
全員に勧める話ではありません。
ただし
回収10年で見ると
「やってもおかしくない人」はかなり多いです。
特に
PCSが10年を超え
修理の見積もりを見るたびに
ちょっとため息が出る人。
その時点で
もう答えは半分出ています。
今日もどこかで
エラー履歴を眺めながら
「今回は持ってくれ」と祈っている発電所があります。
それが自分の発電所でないことを願いつつ。
借金大好きhamasakiでした。
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