FIT制度により日本の太陽光発電は大きく前に進みました。
しかし、これを失敗だと捉えている人が案外多いのです。
国民が電気料金に上乗せする形で支払っている電力賦課金が国民負担となっているという説です。
お金を払っているのは間違い無いのですが、僕はこれを失敗とは当然思っていません。
ですが、経産省は問題視しているのは間違いないようです。
ASPEnの代表理事谷口さんと理事の馬上さんがこんな提案をしています。
【ASPEnからの新提案】再エネ賦課金を減らしながら太陽光発電所は増やせる!(108-1)
【ASPEnからの新提案】再エネ賦課金を減らしながら太陽光発電所は増やせる!(108-2)
国民負担を減らしながら、再エネを急拡大させる方法
一言で言うとこれです。
どうやって??
と言う方がほとんどだと思います。
動画を是非みていただきたいのですが、結論を言うと40円の発電所を14円にし、その8倍程度の規模の14円の権利をつけてあげるのはどうかという提案です。
なるほど。
これは確かに国民負担減りそうです。
そして事業者の懐も痛まず、再エネも大きく前進します。
なぜ国民負担が減るか 回避可能費用との差がキモ
電気の原価ともいうべき金額のことを回避可能費用といいます。
再エネ電力の買取により火力等の発電を免れることが可能な費用のことです。
2014年3月31日以前の認定では回避可能費用は4.84円/kWh
それ以降の案件では7.11円/kWhです。
新電力ネットより
回避可能費用と売電単価との差額が国民負担となっています。
例えば40円の発電所が年間6万kWh発電していたとします。
消費税込みで考えると
44円 ー 4.84円 = 39.16円 これが国民負担の単価です。
年間234万円です。
14円の発電所で年間10万kWh発電している場合はどうかというと
15.4 ー 7.11 = 8.29 円
年間だと83万円です。
まず、この時点で下の発電所の国民負担は3分の1に減少します。
しかしそれは発電事業者が大幅な赤字をこきます。
当然です。
売り上げが65%減になるわけですから。
で、割安なFITを拡大する権利を付与することでその赤字を穴埋めしつつ、日本の再エネを再拡大するために(例えば8倍程度の)14円の発電所を作る権利を付与するわけです。
確かに国民負担を減らしながら再エネ自給率を40%まで高めるにはこの手しかないかもしれません。
1基を14円にすることで大きな赤字を被りますが、8倍の14円の権利が手に入ればそれを穴埋めすることはできそうです。
1基あたりのCFが50万円だとしても8基あれば40円の発電所よりいいキャッシュフローになります。
場合によっては14円の権利を販売してしまってまとまったお金を作ることもできるでしょう。
例えば4基分の権利を売ってしまって、もう4基分を作るということもできるかもしれません。
最終話になる第3話は本日公開!
【ASPEnからの新提案】再エネ賦課金を減らしながら太陽光発電所は増やせる!(108-3)
************* お知らせ *****************
太陽光発電事業者目線で配信しているyoutube番組 太陽光発電ムラチャンネルはこちら
借金大好きhamaskaiさんもメインスピーカーの一人として赤裸々に・全部まとめて・わかりやすく解説してます!
赤裸々に、生々しく、面白く!
太陽光発電事業を使った収入の複線化についても話していきます!
https://www.youtube.com/watch?v=AqBi5Nn_ruY
一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)の登録はこちらから
銀行員から「浜崎さんの計画書をください」と言われた太陽光の計画書が付いてくる動画はこちら
題名:サラリーマン流の融資の通し方 ベンチャー3年目の社員が2年で6000万円の融資を通した事例紹介
講師 : 私
太陽光発電ムラ仲間募集中!
facebookグループ「再エネでエネルギー自給率200%を目指す太陽光発電ムラ」仲間募集中です!
太陽光発電ムラ 投資研究所開設しました!
太陽光発電所の値付けお手伝いいたします
【セカンダリ物件】太陽光発電所の値付け・販売行います
残期間、売電量、終了までの事業計画、融資適格性、そして相場を評価して値付け・販売をお手伝いいたします。
低圧向け スカイプ相談&資料雛形提供サービス
高圧向け 成功報酬型融資獲得サービス
コメントを残す