僕は地元のサッカークラブ、アルビレックス新潟のサポーターでもあります。
今は仕事が忙しくなってきたのと子供がサッカーをし出してスタジアムに行く頻度も減ってしまいましたが、もともとゴール裏で結構熱烈に応援していたタイプでした。
しかしスタジアム内だけでしか地元クラブを応援できないわけではありません。
新潟のサポーターはスタジアム以外でも地元クラブを支援・応援しています
今取り組んでいるのは新潟市が3年に1度開催している芸術祭「水と土の芸術祭」にサポーター有志の形で出展予定の「サポーターが作る折り鶴タペストリー」の作成です。
こんな感じ。
完成予想図はこちらのサイトに公開されています。
アイシテルニイガタ というメッセージと新潟の街の風景を描いたものです。
1枚2m以上のタペストリーを4枚作成し、新潟駅の連絡通路に張り出す予定です。
なぜサポーターがこんなことをしているのか?
なぜこんなことをしているのか?
こんな苦労をしてもアルビレックスの順位は1mmも上がりませんし、クラブの売り上げも1円も増えません。
しかし、これをすることによって新潟駅という公共空間にアルビレックスを応援する空間が産まれます。
市民が参加するイベントにサポーターも参加し、地元プロクラブと地元の町並みをテーマに美術作品を作ることによって、その芸術祭の開催期間中に「アルビレックスを応援している空間」を作ることができるのです。
もともと「他のサッカークラブのホームタウンと比べ新潟駅にはアルビレックスのメッセージが少ない」という課題をサポーターは感じていました。
他のクラブは広告費を使ったり、強力なコネクションを使ったりしてそういった取り組みをしていました。
しかし新潟市とアルビレックスの関係の場合、そこまで踏み込むことができなかったのです。
そこで、市民=サポーターの登場です。
サポーターが市民の声で参加することによって駅の連絡通路という公共空間を一定期間占有することができます。
私益、共益、公益を考えるきっかけになったのが僕にとってアルビレックス新潟
実は新潟駅をアルビレックス新潟を応援する空間として活用しようという作戦は以前から新潟サポーターの中にはありました。
しかし、過去全てのプロジェクトが失敗に終わっていました。
それが2012年。新潟駅にポスターを200枚貼るプロジェクトを動かしたのが実は僕です。
もちろん僕一人で動かしたわけではないんですが、僕がきっかけとなりこのプロジェクトは大きく前進しました。
その基礎理論が「アルビレックス新潟は株式会社ではあるものの、営利企業ではない。プロスポーツクラブはただの会社組織ではなく、地域の宝である。だから通常の営利企業のように扱うべきではなく、駅等の公共エリアには当然ポスター等は貼れるべきである。」という理論です。
何も僕が考え出した理論ではありません。
これは非営利組織のイノベーションを研究されていた田中弥生さんという方の本に書かれていた内容を噛み砕いて構築した論理展開です。
プロスポーツクラブは会社の運営上株式会社ではあるものの、株主に利益を分配することを目的とした組織ではありません。
このような株式会社を「Social Enterprise(社会的企業)」と言います。
社会課題を解決するための株式会社です。
アルビレックス新潟はサッカー不毛の地新潟でサッカー文化・スポーツ文化を根付かせ、地元の人たちの活力向上・健康増進・生産的な余暇であるスポーツ観戦の価値向上に貢献することができます。
そして今まで新潟にはなかった県民のシンボルになることができるのです。
そういった課題解決の可能性がある存在です。
もちろん、サッカーが嫌いな人、必要がないという人もいると思うので、全ての新潟の人に意義があるわけではありません。
(公益的とまでは言い切れない)
しかし、同じ思想、同じ志を持つような多くの人にはとても意義があることです。
このような幅広いステークホルダーに役に立つことを共益的といいます。
アルビレックスは共益的な企業と言えます。
これをもっとビジネス側に振ったものが「私益的な企業」です。通常の営利企業がこれです。
地元プロスポーツクラブは地元のファンの応援がなくては成り立ちませんから私益的な企業ではあってはいけないわけです。
実はエネルギー事業も私益的ではない
投資産業であり、ビジネス的でないと成り立たないので私益的な側面は間違いなくあります。
しかし、根本は社会課題の解決があります。
逆に私益で全体のバランスが取れるような、繊細な制度設計と制度運用が必要になってきます。
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