台風と太陽光発電

(カテゴリ: O&M, 架台, 災害対策)

タグ:

shizensaigai_typhoon
今年は台風が多く発生していると思います。
今回の台風21号では報道などでもあったように、冠水、暴風による被害が出てしまっています。
被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
今回の台風において、様々な被害が出ていますが、太陽光発電所自体が問題を起こしていると非難されているようです。
太陽光発電所やシステムが悪いのではなく、災害を考慮して設計されていない太陽光発電所の事業者が悪いのであり、しっかりと災害対策をしている太陽光発電所があることを理解して欲しいと思います。
いくつかTwitter上で散見された太陽光発電所については、そもそも設置場所が悪い(山の斜面を切り崩して作ったなど)、架台の設計をしっかりしていない。などのものが多いように見受けられました。
もし、どう考えても杜撰な設計の建築があり、その建築物が台風などで壊れてしまったら、(全ての)建築物が悪いのではなく、その建築物が悪いとなると思います。それと同じで、太陽光発電所が悪いのではなく、杜撰な太陽光発電所(のオーナー、施工者)が悪いのです。
もともと、太陽光発電所は建築基準法の対象外であり、法的に建築基準を満たす必要はなかったのですが、それでも基準風速を考慮して設計を行っていこうと業界内ではガイドラインを作っていました。
基準風速は国土交通省が各地域ごとに定めており、10分間の平均風速を出しています。この風速に耐えられるようにすることが建築物には求められています。平均値であるため、瞬間的な風速はもっと高く3倍程度でしょうか。
例えば、大阪市で50m近くの最大風速が記録されましたが、大阪市では基準風速30mでした。10分間の平均風速であれば、基準風速内で設計され、建設され、維持された建築物では事故が発生してないと思います。
しっかりと設計、工事、維持していた太陽光発電所では問題はなかったのではないでしょうか。
太陽光発電事業者は事業責任があります。もし、太陽光発電所が原因で問題を起こしてしまった場合、仮に工事会社が悪い場合であっても、被害に遭われた方への責任は太陽光発電事業者が取らなければなりません。被害を万が一の補償のため保険に加入することも大切ですが、まずは事故がおこにくいようにしっかりとした発電所を維持していくことが大切ではないかと思います。

 

よりそいプラン 太陽光発電ムラ市場メルマガ登録

太陽光発電ムラ市場セカンダリ無料査定



太陽光発電ムラ市場 パワコンの電気代を10分の1に!

コメントを残す





次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>