EBITDAで銀行の心象を良くしよう!

(カテゴリ: 事業戦略)

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皆さんは銀行への決算説明資料で「EBITDA」を使ったりしますか?

再エネ事業で一部上場企業のレノバ社も、IR資料では売上高と並びEBITDAを重要な業績指標として説明しています。

私も前職(装置産業)ではEBITDAを拠点ごとに算出し、投資家に説明していました。

太陽光発電事業は初期の償却費負担が大きく、赤字になりやすいのが特徴です。

対銀行を意識した決算書にしたいので、ここは頭の悩ませどころでしょうか。

今回はそのような悩みを持つ方の一助になればと、償却費負担前の利益指標であるEBITDAについて解説していきたいと思います。

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EBITDAとは?

読み方は「イービットディーエー」や「イービットダー」とか言われてます。

Earnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortizationの略で、金利(Interest)、税金(Tax)、有形固定資産の償却費(Depreciation)と無形固定資産の償却費(Amortization)の控除前利益(Earnings Before)を指します。

算出方法はいくつかありますが、上場企業のIR資料では「経常利益+支払利息+減価償却費」で計算しているケースが多いと思います。

営業外収支が少ない企業だと「営業利益+減価償却費」で計算している会社も見かけます。

借入の多い太陽光発電事業では、前者の計算方法の方が適しているかと思います。

 

実際にEBITDAを計算してみた

これは当社の前期(第1期)の業績を丸めた数値です。

売上高:110万円

減価償却費:120万円

支払利息:24万円

経常利益:▲141万円

式にあてはめると、経常利益▲141万円+支払利息24万円+減価償却費120万円=EBITDA3万円

いかがでしょうか?

経常利益は赤字だけど、本業の収益力ではかすかに黒字のように見えますよね(笑)

 

まとめ

太陽光発電事業の場合、売上債権の回収期間は短いし、仕入もないからCF表を作るメリットは少ないです。とはいえPL上では傷んで見えるので、銀行には資金繰りが問題無いことを説明できることが重要だと思います。

実際、私もEBITDAの前期実績と今期見込を銀行に説明したことで、先方からは評価していただきました。

もし今度銀行に決算説明をされる場合、EBITDAを使ってみてはいかがでしょうか?

 

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