ストリングごとの電流計の案もあるのだが、とりあえず(中身が)パナソニックのリープトンのパワコンのデータを取得してみることにした。
別のパワコンだけど前に線をクリップで挟みながらみたいなことをやったことはあるんだけど部屋の中ならともかく屋外でそんな不安定な状態でやってると線が知らない間に外れたり、ショートしたり、ろくなことがないので、途中からデータを引き出すための治具を作成した。
このパワコンの場合は一括制御リモコンが必須で、しばらく外したままで通信ができなくなるとパワコン自体が止まってしまう。下記写真はまだ一括制御リモコンを分電盤に取り付けてないときのもの。
今後もテストで何度かつなぐだろうから、何回もつけたりはずしたりするたびに発電止まるのも嬉しくないので、データ取得回路部とケーブルからの取り出し部は別基板にして、当面は取り出し口はつけっぱなしにしておく予定で作成してある。
こんな感じでケーブルの取り出し用に分岐用基板を作成。
基板に使っているコネクタは
- 日本圧着端子製造(JST) EHコネクタ 基板用ポスト 4P ストレート B4B-EH(LF)(SN)
千石電商オンラインショップとかで手に入る。
コネクタはそれぞれのピンをつなぐだけなので秋月のブレッドボードを基板化したプリント基板が手元にあったので利用した。差し込んで半田付けするだけなので簡単で便利。
一括制御リモコン用のケーブルは以前に撮っておいた写真があるので、ケーブル自体は行かなくてもあらかじめ作れるのだが、もっと基板の写真をいろいろ撮っておけば、どのピンがGNDかくらいはわかったのに。
まあとりあえず、基板のコネクタのケーブルの色の順番はわかったので延長用のケーブルを作成した。
パワコンの一括制御用の接続ケーブルは、パワコンはすぐ隣なのに一番短くても5mもあってケーブルが邪魔なのでいつもケーブルを短く作り直している。
おかげでケーブルが大量にあまるので、いっその事余ったケーブルで接続ケーブル作ればいいやということで最近は滅多にケーブルは購入せずにコネクタだけ買って自分でつくっている。
必要なコネクタは千石電商オンラインショップとかで手に入る。お店でも売っているけど送料432円なので、よほど近くの人以外は交通費の方が高いよね。ケーブルって型番とそれを売っているお店を見つけるのが大変なので型番も備忘録も兼ねて書いておくと、
リモコン側コネクタ
- EEHD-4KBL 日本圧着端子製造(JST) EHコネクタ ハウジング4P EHR-4
- EEHD-4P7K 日本圧着端子製造(JST) EHコネクタ用コンタクト(リール状) SEH-001T-P0.6
パワコン側コネクタ
- EEHD-4DD7 日本圧着端子製造(JST) 【XAコネクタ】2.5mmピッチ 中継接続用 4P 標準タイプ プラグハウジング(ソケットコンタクト用) XAP-04V-1
- EEHD-4B34 日本圧着端子製造(JST) 【XAコネクタ】【5本組】2.5mmピッチ ソケットコンタクト(プラグハウジング XAP用) SXA-001T-P0.6
これに使っているような小さなコネクタをかしめるには本当は専用工具が必要なんだけど、数万円とかいうすごい値段がする。
かといって適当なものでかしめるとコネクタが変な形につぶれたり、すぐ抜けたりということがあって困っていたのだが、現在はEngineerから出ているPA-09という精密圧着ペンチを使っている。ヨドバシで4,540 円だったかな。
メーカのホームページに圧着検証結果一覧表が載っていて対応するピンが事前に分かるので便利。
ピンとしてはそれぞれSXA-01T-P0.6とSEH-001T-P0.6になので芯線部は1.6、被覆部は1.9で圧着する。
圧着を綺麗にするにはと最初に下記のようにピンの先がすこしだけハート型に曲がり始めるまでかしめてからケーブルをあとから差し込んで圧着する。この時点で綺麗に丸まらないピンはあきらめてすぐ捨てる(笑)
上の写真との違いがわずかに分かるだろうか。
うまく圧着できると、このペンチでも綺麗に圧着できる。
データ取得部は場合によってはいろいろ回路を付け足したりしないといけない可能性があるのでブレッドボード上に組み上げてある。といってもUSB-RS232C変換基板と RS232C-RS485変換ICしか載せてないけど。とり合えず治具はできたので、データを取得してくる予定。
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