【イノベーションコースト構想WATCH】風力発電1125MWの計画ってどうなっているの?

(カテゴリ: イノベーションコースト構想WATCH, 未設定)

福島県を中心に繰り広げられている「イノベーションコースト構想」ですが、いよいよ2018年から推進機構が動き出し、廃炉にロボット/ドローンに再エネに医療に農業にアーカイブに、と、何でもアリの巨大予算プロジェクト群が連日報道されています。このブログでは主に再エネ事業をWATCHしていきたいと思います。

●福島イノベーションコースト構想推進機構パンフ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/261870.pdf

一応、全体像がイメージできます。さる4月に、プロジェクトの進捗報告資料が公開されています。

●福島イノベーション・コースト構想関係閣僚会議事務局による進捗報告(2018年4月25日)
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/Innov/material/20180425_shiryo4.pdf

こちらによると、

「平成 29 年 3 月に設立された、阿武隈山地及び福島県沿岸部における送電線等の設計、建設及び運営を行う「福島送電合同会社」を、再生可能エネルギー導入支援事業における共用送電線整備事業者に採択し、平成 29年10月より総延長約 70km の工事に着手した。【経済産業省】 」

とあります。(7p)
これと関連する動きとして、例えばRENOVAという会社の決算資料に、「福島県に150MWの風力発電事業を2022年に開始する予定で共同開発中」とありました。

●RENOVA 2018年5月期第2四半期決算説明会資料
http://daiwair.webcdn.stream.ne.jp/www11/daiwair/qlviewer/pdf/1801159519hx6wh6bkvy.pdf

他にも、こちらのブログによると、福島復興風力合同会社が80基20万kw、エコパワー株式会社が50基10万kwの建設が決まったとあります。RENOVAが15万kwでおそらく60基くらいといったところでしょうか。

●福島・阿武隈地域に大規模風力、福島県が仮事業者を決定(電力自由化と電気に関する情報ブログ)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1607/14/news037.html

福島復興風力はJR東日本の子会社ですね。エコパワー株式会社はコスモ石油系。

●JR東 福島で風力発電開発(日経2017/4/3)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO14764490R30C17A3X93000/

さらに、ユーラスエナジー、ジャパンウィンドエンジニアリングなどが参画しています。
こちらの記事によると、「仮事業者となった福島復興風力(東京都港区赤坂2の9の3)は、ジャパンウィンドエンジニアリング(東京都港区赤坂2の9の3)、レノバ(東京都千代田区大手町1の7の2)などが出資するSPC(特別目的会社)。」とあります。

●【東北・福島】福島復興風力とエコパワー合わせ風車130基、出力300MW/阿武隈地域風力発電の仮事業者(地方建設専門誌の会)
http://www.senmonshi.com/archive/02/02C7BN3H59JY65.asp

さらに、「一方、エコパワー(東京都品川区大崎1の6の1)は、根本通商、マルトグループホールディングス、東北自然エネルギー、丸紅との共同事業により、いわき市、楢葉町、広野町の境界付近の尾根上に2000㌔㍗の風車50基(想定出力を10万㌔㍗)を設置する。」とあります。

根本通商は勿来の生コン会社、すなわち火力発電所がらみでも仕事を受注する地元企業。マルトも地元いわき・北茨城のスーパー。東北自然エネルギーは東北電力系の子会社。
公募というか、完全に囲い込んでる感120%ですが、地域の人々からhどうみているのでしょうか。

●浜通りの大規模風力発電構想(明日の塙を考える会)
http://blog.livedoor.jp/gumbo2004-2014/archives/1051247730.html

こちらに出てくる環境影響評価の資料は、おそらくこちらかと。

●(仮称)阿武隈風力発電事業 環境影響評価準備書
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/safety_security/kankyo_furyoku/pdf/h29_14_02_01_02.pdf

プロジェクトが透明で地域に益となるか、気にしてる人はかなりいる事でしょう。
経産省と福島県による環境影響評価もガシガシ進んでいます。

●福島県、株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング、株式会社ユーラスエナジーホールディングス及びエコ・パワー株式会社
「(仮称)福島阿武隈風力発電構想計画段階環境配慮書」に対する意見について(経産省)
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/files/furyoku/furyoku-abukuma/daijin-iken.pdf
●環境影響評価実施案件:(仮称)福島阿武隈風力発電構想(福島県)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/eia-zisshianken/eia-anken-law-16.html

 

「仮称」とついたままこれだけ巨大なプロジェクトが進んでいることに何をかいわんやな気がしますが、、、わずか4年後には全く違う風景が現出する事でしょう。

(画像:RENOVA決算資料より)

renova

 

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