私は東野圭吾の小説が好きで色々なタイトルのものを読みましたが、
太陽光発電を始める前に
天空の蜂という本を
読んだことがあります。
映画化されたみたいで
ご存知の方も多いと思いますが、
エピソードを軽く解説すると、
自衛隊施設内の無人ヘリがジャックされ、
原子力発電所の上でホバリングさせる。
犯人はヘリ墜落→原子炉破壊を避けるために、
政府に対して国内の原発全てを停止させることを要求する。
という内容です。
専門用語も多く出てくるので、
若干難しく感じた印象でしたが、
この本のなにがすごいかと言いますと、
1998年に執筆されていることです。
あの3.11福島の災害以前から、
原子力施設の安全性に疑問を持ち、
国の原子力政策について、
著者は一石を投じていたのです。
国民がこの本を読み、
原子力政策の内包する矛盾や弊害に関して
もう少し正しい理解があれば、
原子力政策も少しは違った方向に
向かったかもしれません。
かくいう私も、
小泉元首相が反原発の運動をしているのをメディアで目にするたび、
また何かやってる狂った爺さん、
というイメージを抱いてました。
恥ずかしい話です。
そんな私も太陽光発電に出会い
考えを改めることができました。
小泉元首相が素晴らしいのは
原子力政策が間違いだった事に気付き反省し、
自分の利害だけでなく国益のために活動されているところです。
メディアの印象操作があったのか、
私のリテラシーがなかったからは分かりませんが、当時の私はそのことに気づくことができませんでした。
テレビや新聞は事実の一部を切り取って報道しているということを考慮し、正しい情報にたどり着けるような眼を養っていきます。
テロ対策施設、原子力政策に関して
一度立ち止まって考えたい方は、
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。