低圧連系と高圧連系の経済的な境目 2013年4月2日 (カテゴリ: ▲50kW発電所投資実行記) ツイート 今日は読者さんから匿名でご質問頂いた件で。 太陽光発電所を土地有りきで計画するとき、 低圧連系と高圧連系では50kW。 100㎡がひとつの境目となると 考えられがちですがこれは制度から 考えた場合であり経済的な合理性はありません。 例えば3000㎡の土地があれば150kWの 太陽光発電所を作って高圧連系すれば いいように思えます。 しかし、変圧器や申請の手間、 メンテナンスを考えれば 50kW×3とするのが今のところのセオリーです。 業界では、高圧連系でメリットが出る境目は 現在のスキームだと500kWだと言われています。 しかしこれは机上での話。 もちろん高圧連系にすればトランスやキュービクルが 必要となり設備費は高くなります。 しかし、低圧で問題となる出力抑制が起こらず 買電収入の計画が立てやすいというメリットもあります。 計画地の周りの状況を考えたり 事前相談でバンクの空き容量をチェックすれば ある程度は回避できるリスクですが 20年間安定した収入を確保するには かなりこまめなチェックが必要となるでしょう。 残念ながらまだ明確な答えは出せませんが 現状で私がやるならなるべく低圧連系で モニタリング設備を充実させる道を選択します。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 50kW未満太陽光発電所 設備認定申請の方法・・・ものすごく簡略化されていた件について 前回の日記で、設備認定を自力でやると張り切っていた件です。 低圧、高圧、特高と全てのジャンルでの系統連系申請及び 設備認定申請に携わってきた 記事を読む 買取価格値下げ発表! 【読売オンラインより】 経済産業省は21日、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が固定価格で買い取る制度で、2013年度の太陽光発電の 記事を読む 50kW低圧ソーラーシェアリング向け農業委員会調査委員会 ソーラーシェアリングのための一次転用のため農業委員会の 調査委員会に出席していました。 < p>写真の控室でやや緊張しな 記事を読む 太陽光発電で特定規模電気事業者(PPS)になる方法 太陽光発電の電力をFIT価格+1円以上でPPSが買い取ってくれるプレミアム買取について調べ始めました。たくさんの業者がいますが、持続可能な 記事を読む 50kW低圧ソーラーシェアリングの土地間違い? 順調に進んでいたソーラーシェアリング計画は あとは銀行の残高証明をとるのみ。 本来であれば1000万円以下なのでこの残高証明も 要らな 記事を読む 50kW低圧ソーラーシェアリング向け作物探索 亀田郷地域センターに行って来ました 50kW低圧ソーラーシェアリング向けの作物は何を育てればいいか。農業の経験がない私がいくら考えても仕方がないので、友人のOさんにお願いし 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所と円安とソーラーシェアリング 円安が止まりません。昨日は一時的に103円台に。 跳ね返りはあると思いつつも部材発注の タイミングに戸惑います。 農業委員会からの回答 記事を読む 50kW太陽光発電所の工事負担金交渉の方法  50kW太陽光発電所の連系時の工事費用が 500万円かかると言われてから1ヶ月。 私の土地の連系契約は未だ進んでいません。 (リスクは 記事を読む 屋根用2.4kW太陽光発電に投入していい費用 【見積書公開】家庭用太陽光発電の価格で 出た価格がとてつもなく高かったので、いくらのシステムを組めば 私の実家で元が取れるのかを考えてみまし 記事を読む あきらめないで!【42円買取】今日で締め切りではありません 太陽光発電所の設備認定が大詰めを迎え、 私を含め皆さん駆け込み申請をしていますね。 人間、期限が迫るとやりたくなるものでしょうか。 今から 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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