原発の費用負担について【河野太郎氏メルマガより】 2013年2月11日 (カテゴリ: ▲脱原発?反原発?) ツイート 私は自民党の河野太郎氏のメルマガを読んでいます。 選挙区は違う氏のメルマガを読み始めたのは 河野氏が湘南ベルマーレの社長の時代の言動が面白かったからなのですが エネルギー問題の論客としても鋭い視点を持っているところに 大いに期待をしています。 氏の支持母体はガス業界ですが、ガスを無理に押す所もないのがいいところ。 彼に票が集まっても私にとっては何の特もありませんが、 頑張っている人には光が当たるようにしてあげたいところ。 以下、河野太郎氏のメルマガ「ごまめの歯切しり」から。 原発の費用負担についてもっともなことが書いてあったので全文を転載します。 原発などの施設で事故が起きたときに対策の拠点になるオフサイト センターが、福島第一原発の事故では現場に近すぎて機能できなか ったため、各地のオフサイトセンターを5km圏外に移転するため の予算が来年度予算に計上されている。 対象となるのが北海道原子力防災センター、愛媛県オフサイトセン ター、静岡県浜岡原子力防災センター、石川県志賀オフサイトセン ターの4ヵ所。 今後、原発以外の施設のオフサイトセンターも対象になると、日本 原燃の再処理工場の六ヶ所オフサイトセンター、人形峠の上斎原オ フサイトセンター、京大実験炉の大阪府熊取オフサイトセンター、 近大実験炉の大阪府東大阪オフサイトセンター、東芝実験炉の神奈 川県川崎オフサイトセンターも含まれることになる。(横須賀のG NFJの横須賀オフサイトセンターは5100m離れているので移 転対象にはならない) オフサイトセンターの施設整備は国が全額補助し、都道府県が運営 する。 さらに施設の維持管理費は国が交付金を都道府県に出し、施設内の 通信設備、データ伝送設備等の維持管理費は国がJNES(独立行 政法人 原子力安全基盤機構)に補助を出している。 このオフサイトセンターの維持管理に要する費用総額は年間約10 0億円。 しかし、よく考えると、原発から得る利益は電力会社の懐に入るの に、原発が事故を起こしたときの対策拠点の費用は国民の懐から出 るというのは、おかしい。 本来、これは原発で利益を得ている者が負担すべき費用だ。 しかもJNESが、オフサイトセンターの通信設備等の業務を発注 した先は、電力会社の子会社だ。費用を負担するどころか儲けてい る。 東電だけでなく、関電、九電が顧問の給料まで電気料金に紛れ込ま せて請求していたが、原発関係のコストの明確化が必要だ。 依然として、経産省は、使用済み核燃料のヨーロッパへの輸送コス トや保管管理コストを明らかにしていない。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 原発は高いと電力会社も認めている事が報道されました (写真は2015年2月13日 報道ステーションの放送より) 「原発が安いと言っているのは先進国で日本だけ」 http://goo 記事を読む 太陽光発電ムラ50万人計画 今まで何度も主張してきたように、経済的にも エネルギー的にも非常にメリットが多い太陽光発電。 しかし、福島第一原発事故直後は強い追い風が 記事を読む 電力業界再編の動きが加速しています 原発の分社化について 太陽光発電のみならず、電力業界全体の 再編の動きが加速しています。 ドイツでは電力最大手のE.ONが原子力部門の 分社化を目論みました 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所推進を急ぎましょう 原発が再び重要電源と明記されました Yahooニュースによると、政府がエネルギー基本計画を見直し 原発を重要電源として位置づけることを発表したそうです。 こうなる事は政権 記事を読む 2025年には太陽光、風力がコスト的にも優位に? アメリカが認めた太陽光発電、風力発電のコスト優位性 アメリカのエネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が 発表したレポートに 記事を読む 原発が太陽光発電の代わりになれるか論の不毛さ 糞を出す自動車があったら便利だろうか 「原発が太陽光発電の代わりになれるか」 結論から言えばなれるわけがありませんし、 なる必要がありませ 記事を読む ひっそりと進む原発推進 子どもたちの未来の貯金箱から搾取して、今だけの見せ掛けの利益をPRする政策がまた一歩進んでしまいそうになっています。 政府がまた原発の比 記事を読む 人類存亡の危機と伝えられる福島第一原発 福島第一原発について驚きのニュースが入ってきました。 以下、枝廣淳子さんの環境メールニュースより転載です。 バラトンメンバーから、「も 記事を読む メルケル首相が我が国に原発政策の転換を呼びかけるそうです (写真および以下の文面はNHKオンラインより転載) http://goo.gl/kbPjup ドイツのメルケル首相は日本を訪問するのを前 記事を読む 汚染水に対する日本政府の対応をNatureが批判 日本政府は世界に助力を要請するべき Natureといえば日本でも有名な科学雑誌ですが そのNatureが日本政府に対し痛烈な批判記事を 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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