太陽光パネルについて 電力が発生するとは? 2013年8月18日 (カテゴリ: ▲未分類, ●太陽電池パネルについて) ツイート 電力が発生するとは 太陽光パネルって何が起こっているのかとよく聞かれますが 単純そうに思えてまともに説明しようとするとけっこう難しいです。 これを理解するにはそもそも電力とは何かという イメージを掴んでおく必要があります。 電力というのは電子の流れが作る力です。 流れていない電子の力は利用することは出来ません。 電子自体はあらゆる元素中に存在しています。 導体である金属にも絶縁体であるゴムの中にも 空気中の窒素の中にも存在します。 一番小さな原子である水素にも1個、存在することは 中学の理科でも習いましたよね。 この電子がなくなってしまうと陽子(プロトン)に なってしまうのでもはや原子ではありません。 金属中を自由に動ける電子に比べ ゴムや窒素の中の電子は動くことが非常に難しいため 電流が非常に流れづらい仕組みになっています。 この電流が流れづらいものが絶縁体、 流れやすいものが導体、そしてその中間的な 存在であるのが太陽光パネルにも使われる半導体です。 これについては次回、とりあげます。 発電というと電子が何かから生成されているような イメージを持たれる方も多いと思いますが、 作られるというよりは電子が押し出され、 作られた流れを利用するイメージです。 乾電池や太陽光パネル、燃料電池から発生する直流電力も 発電所やパワコンから変換されて発生する交流電力も それぞれ電子の流れを起こすことによって エネルギーを生み出しています。 イメージが出来ない方は風の力を思い浮かべて下さい。 風が吹いていなくても空気は存在しますが、 当然、風車は回りませんので風力発電は行えません。 しかし、風が吹いて空気の流れが生じれば 風車がまわって電気が発生しますよね。 止まっている空気自体にはエネルギーがありません。 この風の流れは直流のイメージです。 では交流はといえば電子の振動なので 空気の振動である音波をイメージして下さい。 長くなりましたが発電とは電子の流れを作りだすものとだけ 覚えておいて下さいね。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 ブランドで選ぶと失敗するパネル選び2 パネルというと、セルにばかり注目がいきますが 太陽光パネルが発電をするにはしっかりとしたセルが 正しい状態で配置されたパネルが太陽光発電 記事を読む 50kW太陽光発電所分譲を不動産屋さんと連係 昨日は50kW太陽光発電所施工向けの研修前に 太陽光発電ムラ仲間のお二人とランチをしました。 話題に 記事を読む ドイツが作った太陽光発電の電力を輸入するフランス 太陽光発電は24時間稼働できないからダメだという方が 結構いますが、原発は常にほぼ一定の電力供給をする 必要があるので需要ピークの変動に 記事を読む 50kW太陽光発電ムラにおけるスパムコメントの扱いについて 50kW太陽光発電ムラは特定の敵を作りにくい コンセプトとなっていますので、攻撃的なスパムコメントは ほとんど来ません。 というより今 記事を読む 50kW太陽光発電所のパネル初期不良について 50kW太陽光発電所のパネル選びについて あるメーカーのパネルを使ったら出力が低かったとの 話がありました。 (写真はイメージです) 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所自作キット SolarRay 税込み1千万円を切る自作キット 太陽光発電所設置のご相談を数多く受けましたが最終的には大抵の方が価格で決断されることが多いようです。た 記事を読む 導体と絶縁体と半導体 導体と絶縁体と半導体 太陽光パネルがなぜ電力を発生させるのか。 前回の記事で発電とは電子の流れを作ることだと 説明をさせて頂きました。 記事を読む 太陽光発電所メンテナンス3種の神器が揃いました 入荷が遅れていたサーモカメラが届きました。 これで太陽光発電所メンテナンス三種の神器の 入荷がようやく完了。と言ってももう二種類を 実家に 記事を読む ブランドで選ぶと失敗するパネル選び3 同じブランドのパネルでも、内容には大きく差異があります。 特に最近、叩き売られているようなパネルは検査状態が甘かったり EL検査が最終段 記事を読む 中国製パネルの実力はいかに? 正信ソーラー社レポート2 中国製パネルの実力はいかに? 正信ソーラー社レポート1の続きです。 こちらはセルを検査後にモジュールにする機械です。 サンテライト 記事を読む One Comment 導体と絶縁体と半導体 | 50kW太陽光発電ムラ拡大作戦本部 2013年8月21日 […] 前回の記事で発電とは電子の流れを作ることだと 説明をさせて頂きました。 […] コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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