太陽光パネルの比較 シリコン系と金属薄膜系 2013年7月12日 (カテゴリ: ▲元気があれば太陽光発電も出来る!PR作戦) ツイート シリコン系と金属薄膜系のパネルの比較について メルマガ読者さんのNさんから 質問を頂いたので共有させて頂きますね。 Q パナソニックHIT240とソーラーフロンティアのモジュールについて、HITのモジュール変換効率が高いにも関わらず、SFの発電量が多いのはなぜですか? モジュール変換効率が高いから発電量が多くなると言う訳ではないのですか? また、シリコン系よりも金属化合物系薄膜系の方が太陽の光(赤色、青色、黄色、紫外線)などの光を吸収しやすいのでしょうか? もし、そうだとするとシリコン系は時代遅れ?、金属化合物系薄膜系が次世代と言わざるを得ませんし劣化率もシリコン系に比べ金属化合物系薄膜系が緩やかとのデーターもあるみたいです それに、シリコン系はモジュール1枚が影になると、1系統が発電出来ない記事も拝見致しました。 A 変換効率とは一定の規格で測定した時の発電能力をさします。 同じ面積を比較すれば変換効率が良ければよいほど発電量は変わりますが 例えば同じ200Wのパネルを比較すれば当然、差は生じません。 同じ出力の発電所においてSFの発電量が多めになるのは SFが作っているCISと呼ばれるタイプのパネルが反射光の波長領域の光を 吸収しやすいためです。 CIS系の弱点はレアメタルを使っているので 未来における供給量の限界が見えてしまっていること。 シリコン系は時代遅れというより、完成度が高い技術です。 そしてシリコンは地表で2番めに多い物質なので シリコン系のパネルは地球上で使う限り、 材料供給が途絶える可能性はありません。 劣化率についてはどちらのデータを元にされていますか? 確かに金属化合物系薄膜は まだまだ発展が見込める分野の技術ですが、 前述のように資源的な制約があるため今のところは 将来の主流になれる技術ではないと思います。 モジュール1枚が影になれば1系統が 使えなくなるのはCISもシリコンも変わりはありません。 ただしパネルの1部に影がかかった時には CISの方が確かに出力の定価は少なめで済みます。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 不適切な低圧太陽光発電所に対する宮城県の取り組みを聞いてきました 今日は仙台へ。太陽光発電事業者連盟(ASPEn)として馬上専務理事、佐々木北海道東北グループ長と一緒に宮城県の再生可能エネルギー室に伺って 記事を読む 太陽光発電の芽がブラジルでも ブラジルのミナスジェライス州にて 新たな再生可能エネルギーに対する インセンティブプログラムが立ち上がりました。 特に太陽光発電に対し 記事を読む 再生可能エネルギーで電力自給率700%の国アイスランドからグリーンランドへ1 アイスランドツアーの途中になぜグリーンランドに行くか。 色々な方に聞かれるのですが答えに困ります。 国土を覆っている氷が溶けて石油等の地 記事を読む 借金が返せないかもしれないほどに膨らんでしまいました photo credit: Free Grunge Textures - www.freestock.ca via photopin cc 記事を読む ミャンマーに来ています 太陽光の依頼がありミャンマーに来ています。 昨年は停電で工場が40日も連続で止まった事があったとか。日本では電気代が高い安いだけで語ら 記事を読む 安全に太陽光発電を推進出来る幸せ 50kW太陽光発電所とはあまり関係がありませんが、 私が太陽光発電を推進させたい気持ちの原点は 戦争を恐れ、憎む気持ちからです。 今さらな 記事を読む 7月30日東海しげる会@名古屋 8月5日アテルイの里見学会&しげる会@盛岡のお知らせ ニウエから帰国しました。通信が悪い中で溜まりに溜まった仕事を絶賛処理中。 ニウエレポートは少し落ち着いてからアップしていきます。取り急ぎ 記事を読む 太陽光発電研修@ドイツが終了しました 四日間に渡るドイツでの研修が終了しました。 最先端の太陽光発電事情を学び、自身が発信してきたことや これから発信しようとしてきたこと、 記事を読む 7月1〜3日 世界遺産と地熱発電所を見に行こう@知床 いつもの太陽光発電投資とは違いますが 先日のブログでご紹介させて頂いた知床ツアーの告知です。 https://goo.gl/abwxBU 記事を読む 太陽光発電ムラ懇親会「しげる会」@中津川SOLARBUDOKANを開催しました。 太陽光発電ムラ懇親会「しげる会」を 中津川SOLARBUDOKAN会場で開催しました。 今年も心地よい音楽を遠くに聞きながら一晩中、 こ 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
コメントを残す