離島の太陽光発電と日本のエネルギー自給 2013年3月17日 (カテゴリ: ▲元気があれば太陽光発電も出来る!PR作戦) ツイート とある離島で太陽光発電所が建設される話を聞きました。設備容量は200kWほどが限界だと電力会社から言われたそうです。島の発電所が2MWなのでやはり太陽光発電の設備容量は主要発電所の10%程度までと決まっているようですね。 電力会社の言い分からすれば、既存の施設で電圧の変動を電気事業法に定められた範囲に収めるためには仕方ないことなのでしょうが、離島での電力供給は電力会社も燃料の輸送費で赤字であることがほとんどです。長い目で見れば電力会社のためにもなると思うのですが・・・。 もう少し太陽光を広げたいが、ダメだと言われたとのことでしたので、低圧連系ならばそれを防ぐ法律はない事をアドバイスしておきました。出力抑制がかかった時の電圧対策費用交渉を剃る必要はありますが、島がエネルギーをなるべく自給するメリットを考えればぜひ推進して欲しいところです。 この島では食料の価格が本土のほぼ倍となっています。ガソリンも1.5倍以上です。 島民の所得は結成て高くないのに生活費が高ければ当然、 家計に余裕がなくなります。 家計に余裕がなくなれば 子供の教育にかけられる費用が低くなります。 教育が疎かになれば 島の産業はごく単純なものが主流となります。 島の産業がごく単純なものになれば 海外のやすい労働力に仕事を奪われる 可能性が高くなります。 もし、この島で十分な発電がなされ エネルギーが余るようになったら・・・ 安いエネルギーで農業、漁業が安価で出来るようになり 食料価格が下落する事でしょう。 島中に電気自動車が走り ガソリン代を払う必要もなくなるでしょう。 島民の支出は減り、可処分所得が高くなり 島の教育レベルも上がることでしょう。 教育レベルが上がれば当然、人材のレベルも上がり 高いレベルの人材は島を豊かにしてくれることでしょう。 以上は小さな離島における妄想ですが、 決して実現不可能な話ではありません。 そして何よりも極東の小さな島国全域に 応用できないはずがないと思います。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 カワイイ太陽光発電計画進行中? 昨日は坂井会長が設立した新潟のモデル事務所 ”したみちオフィス”にお邪魔してきました。 一緒に再エネ教育について何かできないかを 検討し 記事を読む 再生可能エネルギーとコツコツ頑張っている人向けの人生逆転術2 (写真は長野駅前にて。特に意味はないです。) 太陽光発電所も甘めの設計をしていたところであろうと そうでなかろうと気候変動の被害 記事を読む 10月26日 50kW低圧太陽光発電所セミナーに向けて 10月26日の50kW低圧太陽光発電所セミナーに向けて ピッピさんと打ち合わせ中。 どこでも聞けるような教科書的な話はなるべく削るよう 記事を読む 脱原発で業績が上がったシーメンスとGE 四苦八苦の東芝 日本の太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーへの取り組みの遅れが、海外企業との業績差に現れてきています。 先日の日経新聞では「独シー 記事を読む 太陽光発電2016はどうなるか PV EXPOに行ってきました2 二日目は支部長会。PV EXPOの会場には行かず 昨年の報告と今年度の活動内容を決めていました。 会議が終わった後はピッピさんの勧めで 記事を読む 9月12日太陽光発電事業の最先端のセミナーに参加します 日本PVプランナー協会さんからセミナーのご案内を頂きました。太陽光発電業界にとって気になる情報ばかりなので、私はもちろん参加します。今回は 記事を読む 再生可能エネルギーの国際シンポジウム REvision2016に行ってきました 昨日は東京へ。再生可能エネルギーの国際シンポジウム REvision2016に行ってきました。 500名以上いる会場はほぼ満員で、海外か 記事を読む 太陽光発電所のフリッカ対策を求められた時の対策 (写真は九州電力HP「電圧フリッカとは」より https://goo.gl/9xRrQ5) 連系済みの太陽光発電所について、以下の通り東 記事を読む メガソーラー案件調査@北海道に来ています メガソーラーを購入希望のお客様の代理で北海道に来ています。 FIT開始早々に太陽光発電の受け入れ容量がオーバーフローしてしまった北海道で 記事を読む 平成27年度の太陽光発電の生産性設備投資促進税制の申請はまだ間に合います 太陽光発電ムラ仲間のAさんからご相談を受けました。 お客様の屋根の太陽光設備に生産性設備投資促進税制(B種)を 適用させようとしたら今か 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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