雪国仕様の太陽光パネルの考え方
50kW太陽光発電所を私の地元の新潟で作ることには 利回りが悪くてどうしても抵抗がありました。 しかし、ソーラーシェアリングを含め地方で 太陽光発電を推進していかなければ電源の分散化は進まず 原子力依存の電源供給体制も変わることは出来ないでしょう。 そこで雪国仕様のパネルについて調べてみました。 積雪が2.5mまでOKのパネルもあり、余程の豪雪地帯でなければ 雪でパネルが割れることはなさそうです。 しかし率直な感想は・・・やはり高い。 業者の仕入れ値で安い多結晶パネルの倍の値段となります。 これだけ価格差があれば保険をかけて割れた時だけ パネルを入れ替えてしまうほうが安いかもしれません。 ただし断線しているの出ればわかりやすいですが マイクロクラック(目に見えるか見えないかのひび割れ)が 生じている程度であればパネルが劣化しても その劣化を断定するのは非常に難しいです。 一般のパネルを導入するのであれば、 ある程度壊れることを覚悟してしまうか、 メンテナンスでどのように壊れたパネルを断定するかを 考慮する必要があるでしょう。
元々は高所用の太陽光パネル
この耐雪仕様パネルは元々は高所用のパネルだったそうです。 13階以上の高さのビルでは風が強くなりすぎるため、 どのメーカーのパネルも置くことが出来なかったとか。 ビルの屋上ですから大規模な発電は難しいでしょうが 非常用の電源としてはある程度費用が高くなっても 導入しておきたいところでしょう。
非常用電源と太陽光発電
いざという時に必要な電源は暖房等、 非常に大きな物を想定しがちですが、 実際に一番必要となるのは通信用の電源です。 携帯の基地局がダメになった時の事も考え、 携帯キャリアを分散しておいたり、別の無線の通信手段を 確保するなどの対策も必要となります。 災害対策用途行って太陽光発電の施工業者さんが パネルや電池をビルのオーナーさんや自治体に 売り込みをかけて各地で導入が進んでいます。 本当に非常に役に立つ仕組みなのかどうか、 しっかりと判断してからの導入が進んでいる事を 信じたいところですね。
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