メガソーラー向けの土地を高く売る方法2 2012年11月9日 (カテゴリ: ▲太陽光発電で儲ける!) ツイート 2.なるべく多くの情報を出す 前回に続いてあなたが家を売ることに例えて メガソーラー向けの土地を高く売る方法にを考えてみましょう。 【不動産屋だって取引は怖い】 まず理解して欲しいのは売主であるあなたの立場。不動産屋という百戦錬磨のプロ対し、情報量では圧倒的に不利な状況で恐らく個人の売買としては人生の最高額の商品を売るあなた。 不動産屋に来ると大抵の方はこう思います。 「法外に安い値段で買い叩かれるのではないか?」 確かに不動産屋との売買においてはあり得るお話です。 安い値段で買い叩かれるケースとしては家を早く売りたい時。 ・離婚 ・借金 ・相続 などが代表的です。 たくさんの思い出が詰まった家を時間がないことをいいことに安く買い叩く悪どい不動産屋。にくくてたまらない存在かもしれませんね。 でもここで不動産屋の立場から考えてみてください。全国で2割の家が空き家となっているこのご時世。比較的リスクの少ない中古住宅とはいえすぐに売れる保証はありません。 我々が現金で家を買えば家賃を払わなくて住むようになりますが、不動産屋にとっては在庫などあっても1円の得にもなりません。それどころか大抵は借入をするので利子を払う必要があります。 この恐怖を長年にわたって培った勘とノウハウで乗り切ってあなたの家を買う不動産屋。見ず知らずのメーカーの通販商品の宣伝を見るような気持ちであなたを見ています。 そこであなたが通販番組に出てくるタレントのように美辞麗句を並べたらどうでしょう。 「この場所は交通の便も日当たりも良くて最高です」 「近所の人たちも良い人ばかりで治安も最高にいいんです」 「築年数も浅くて丁寧に使われていたので痛みもありません」 「近所で似たような中古物件が500万円以上高く買われました」 テレビで馴染みと信頼感のあるテレビタレントが入っても怪しいのに、初対面のあなたに言われてこれを全て真に受ける不動産屋はいるでしょうか。 しかもあなたにはおまけのプリンターも収納ボックスも詰替え用セットもありません。金利手数料も負担出来ませんよね? ではどうすればいいでしょうか。 不動産屋さんの立場で聞いたと思ってみてください。 「この場所は交通の便も日当たりも良くて最高です」 バスと電車中心の生活はできますが道路はいつも渋滞中 「近所の人たちも良い人ばかりで治安も最高にいいんです」 でも比較的高齢の世帯が多いので活気はありません。 「築年数も浅くて丁寧に使われていたので痛みもありません」 ただし人通りが多いのでプライバシーが気になります。 「近所で似たような中古物件が500万円以上高く買われました」 まだ地価が高かった10年前のお話ですけどね。 もちろんすべてを否定する必要はありませんが、欠点も正直に言えば少なくともこの人から買って大損しないとは思えませんか?このように商品(家)の欠点を正直に言うのは営業のテクニックの一つ。 あなたは営業マンではないからそこまでする必要はないと思うかもしれませんが、自分のものを売るとはいえ立場としては千万単位の高額物件を売る営業マンと一緒です。損したくないならこの程度はする覚悟を持って欲しいところです。 【正直にメガソーラー向けの土地をさらけ出す】 家のようにメガソーラー業者もあなたの土地が欲し糸は思うものの情報がなければ不安でいっぱいです。 古い土地の登記簿や適当に地図に線を引いただけの資料を出したところで中々興味をひいてはもらえません。なるべく多くの情報をなるべく多くの業者に提供しましょう。 具体的に言えば ・その土地の大まかな位置図(土地の単価の目星がつきます) ・土地の広さを明確に示した書面(登記簿謄本がベスト) ・土地の境界を明確に示した図 これになるべく多くの写真を添付すればいいと思います。 正直に言ってチャンスを失うよりはいいと思われる方もいるかも知れませんが、そう思う方は実行してみてください。必ず失敗します。 メガソーラーは電力会社という買い手がいてこそ成り立つ商売。この電力会社との協議に約半年かかります。 土地の取得はその協議が終盤に差し掛かってようやく成立するため、騙そうとしてもすぐにボロが出ます。そして計画が頓挫すれば他の業者に任せようとしてもどうしても後回しになります。 そうこうしているうちに電力会社がメガソーラー事業者から電力を買い取るときの価格が下がり、せっかくの有望な土地が使われないまま放置されるケースが今後増えていく事は間違いありません。 正直に露呈してしまえば魅力の無さそうだと思われるような土地でも、化粧の仕方次第では化ける方法は存在します。いずれこのブログで公開していくのでまずは正直に情報を出してみてくださいね。 次回は 3.隣近所に家を売ろうと思っていると声をかける について書いていきます。 « 前の記事へ 次の記事へ » ツイート 関連記事 太陽光発電分譲の表記に注意 日射量と日照時間 50kW太陽光発電所の分譲の話が 毎日のように飛び込んでくるようになりました。 安心してご紹介できるものに絞って ご案内しますので今しばら 記事を読む 電気を作って売るために 今日は浅草にいました。写真は神谷バー。 歴史のある有名なバーらしいですが私は知りませんでした。 発電には関係ないと思われるかもしれませんが 記事を読む 太陽光発電向けの土地の見つけ方 「野立てで50kw位をやりたいと思っていますが、まだ土地を見つけられず困っている状況です。みなさんはどのように探されているのでしょうか?」 記事を読む 太陽光発電所計画の2基目がようやく動き出します 先日、2基目の太陽光発電所の連系負担金が来ました。その額4万5千円(笑)20kW程度だと工事負担金も安いですね。場所は頑固職人さんの地元三 記事を読む 50kW太陽光発電相談 東に木があるケース 50kW太陽光発電所用地について 読者のOさんから質問をいただきました。 やり取りが参考になるかもしれないと 思いましたので共有させて頂き 記事を読む 太陽光発電所投資の20年のEXITはおまかせ下さい 太陽光発電投資は投資利回り(IRR)が 6%または5%になるように政府が設定しています。 計算方法にもよりますがこれは表面利回りが 10 記事を読む 11MWを2週間で施工できる太陽光発電用架台 先日、Nさんに誘って頂いた九州太陽光の会でお会いした ドイツ人社長が作っている架台。今日が最終日のPV EXPO@大阪で 展示されていま 記事を読む 50kW低圧太陽光発電所分譲における系統連系の事前打ち合わせは必須か 今日はのんびりと大阪に入って明日の朝一で 三重の予定が急遽淡路島に行くことに。 10時30分に行くことを決めて 12時の飛行機に乗り今 記事を読む 正しい太陽光発電パネルの選び方 今日は太陽光パネルの選び方について。 【安ければいい?】 太陽光発電を導入しようとした時に、 一番悩むのはパネルの選定だと思います。 購入時 記事を読む 土地が余っている太陽光発電所の有効利用コンサルティング始めます 今日は太陽光発電のマキシマイザーを利用した新しいコンサルティングについて打ち合わせをしました。 太陽光発電所を作る際に、木や周 記事を読む コメントを残す コメントをキャンセル 名前(必須) メールアドレス(必須/公開はされません) ウェブサイト コメント(必須) 次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>
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