低圧連系と高圧連系の経済的な境目

(カテゴリ: ▲50kW発電所投資実行記)
$太陽光発電所投資実行中!地球にも自分の懐にも優しい生き方を開拓する新エネルギーマニアの諸国漫遊記 今日は読者さんから匿名でご質問頂いた件で。 太陽光発電所を土地有りきで計画するとき、 低圧連系と高圧連系では50kW。 100㎡がひとつの境目となると 考えられがちですがこれは制度から 考えた場合であり経済的な合理性はありません。 例えば3000㎡の土地があれば150kWの 太陽光発電所を作って高圧連系すれば いいように思えます。 しかし、変圧器や申請の手間、 メンテナンスを考えれば 50kW×3とするのが今のところのセオリーです。 業界では、高圧連系でメリットが出る境目は 現在のスキームだと500kWだと言われています。 しかしこれは机上での話。 もちろん高圧連系にすればトランスやキュービクルが 必要となり設備費は高くなります。 しかし、低圧で問題となる出力抑制が起こらず 買電収入の計画が立てやすいというメリットもあります。 計画地の周りの状況を考えたり 事前相談でバンクの空き容量をチェックすれば ある程度は回避できるリスクですが 20年間安定した収入を確保するには かなりこまめなチェックが必要となるでしょう。 残念ながらまだ明確な答えは出せませんが 現状で私がやるならなるべく低圧連系で モニタリング設備を充実させる道を選択します。
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