ソーラーシェアリングを行うにあたって、営農計画書等の必要な書面が出てきますが、一番苦戦するのが意見書だと思います。次の書面の3ページ目をご覧ください。
以下、指針より抜粋
3 許可申請 営農型発電設備の支柱について、転用許可を申請する場合には、事務処理 要領の定めによるほか、次に掲げる書類を申請書に添付するものとする。
(1) 営農型発電設備の設計図
(2) 下部の農地における営農計画書
(3) 営農型発電設備の設置による下部の農地における営農への影響の見込み及びその根拠となる関連データ又は必要な知見を有する者(例えば、普及指導員、試験研究機関、設備の製造業者等)の意見書
(4) 営農型発電設備を設置する者(以下「設置者」という。)と下部の農 地において営農する者(以下「営農者」という。)が異なる場合には、 支柱を含む営農型発電設備の撤去について、設置者が費用を負担するこ とを基本として、当該費用の負担について合意されていることを証する書面
ここで困るのが(3)の意見書です。大学の先生にはデータがなく、研究機関でも意見書をいただけなかったので、普及指導員さんのところへ伺いました。
普及指導員と聞き、最初は市町村の農業委員会に1名くらいづついるようなベテランの農家さんをイメージしていたのですが、実際は県の地域振興局にいる公務員の方々です。さすがに地域に根ざしたデータも豊富にお持ちでしたが、やはりソーラーシェアリングの直接の参考になる資料はないとのこと。
しかし、事前に研究施設の方から日影でも育つと思われる作物を選定していただいていた事、ならびに私が計画している発電所が最大22kWと規模が小さいものであることから、認めるというわけではありませんが、意見書は出していただけることとなりました。回り道をしたようで実際は最短ルートを通って行ったのかもしれません。
これで一番のハードルだと思っていたところは超えられました。あとは取り急ぎ、10月10日の農業委員会に間に合うよう書面を作っていくのみ。ゴールがより具体的になってきました。
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