長期的な企業戦略の重要性はいまさら言うに及びません。それがグローバル市場であっても再エネ部門でもあっても同じです。
バブル崩壊後の「失われた20年」から現在まで間、日本企業は「ポジショニング」にはあまりこだわらず、「オペレーション効率」の強化によって海外企業と競争してきました。今や古いケースになりましたが、海外のビジネス・スクールでも教えられるTOYOTA systemなどはその良い例だと思います。しかし、ビジネスの世界に「国境」が関係しなくなりつつある現在、「儲からない場所に陣取ること」は戦略を持たないことを意味します。
先日、Urbanization(都市化)についてのインタラクティブ・マップを見かけたので、ご紹介したいと思います。マップの上下にある動画開始ボタンかスライダーを動かすことにより、1950年から2030年にかけての「世界のメガシティの出現・成長の過程」が予測動画でご覧いただけます。世界の地域ごとの経済成長や都市化(人口移動)の様子がよく分かります。 (*なぜか、Safariブラウザでは見れないので、ChromeかFirefoxがおすすめ)
こちらから→ http://www.economist.com/node/21642053?fsrc=scn/tw/te/bl/ed/megacities
(出典)The Economist "Bright lights, big cities - Urbanisation and the rise of the megacity"
最後に、世界的コンサルティング企業であるBooz&Co.は2012年のジャーナルでこのように述べて言います。
”世界の人口は90億人に増え、アジアにおいても人口ピラミッドが釣鐘型になる。新興国において人口1,000万人を超えるメガシティが続出する。30年後の世界がそうした姿になっていることは間違いない。それにしたがってエネルギー問題が深刻化することも疑いはなく、今まで以上にグローバルに人が移動するようになることも間違いない。”
さて、電力需要が集中するエリアが見えてきましたね。グローバルにいきたい方、いかがでしょうか。
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