50kW低圧ソーラーシェアリング向けの作物を調べるために、新潟県の農業総合研究所である園芸研究センターに行って来ました。入口にはマイチームの名前がついたチューリップが飾ってあり、なんとなく気持ちが高まります。
いかにも研究室といった部屋に通して頂き、対応して下さったのはOさん。Oさんは農作物のプロで、こちらの事前の情報を元に対象となりそうな作物を絞ってくださっていました。(その条件とは
- 2mの高さまで育たないもの
- 日影でも比較的、よく生育するもの
- 周りの農作物に悪影響を与える悪い虫がつきづらいもの
さすがプロですね。特に3については全く考慮していませんでした。この条件からパネルの遮光率100%で、新潟県でソーラーシェアリング向けに作れそうな作物は
- ミョウガ
- 斑入りアマドコロ
これは皆さんご存知ですよね。
ナルコユリの仲間で葉を出荷するのだとか。生花に使うそうです
という案を頂きました。これでソーラーシェアリングに使えるというお墨付きを頂いたわけではありませんが、こちらにも日射を遮った時のデータはなかった事を考えると、データから予測して作物を決定するのは事実上不可能だと言えるでしょう。
Oさんも実験データをお持ちというわけではなく、今までの経験からのアドバイスとのことでした。大学でも件の研究機関でもデータがないのですから、これは試験段階として認めて頂ける可能性が高まってきた気がします。急な来訪にもかかわらず丁寧なご対応をして頂きありがとうございました。
という訳で、次回は意見書を頂く対象として具体的に名称が上がっていた普及指導員さんの所でお話を伺ってきます。
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