50kW低圧太陽光発電所を複数基設置する際には
みなし高圧となりバンク逆潮流の有無の判定があります。
このバンク逆潮流に引っかかると変電所の
改良工事に1年から1年半程度かかるため、
系統連系までにもそれくらいの時間がかかると
言われるのですが、実際にはほとんど時間が
かからないこともあります。
これはすでにバンク逆潮流対策が必要となる
太陽光発電所が他で計画されていてその
変電所改良工事がタイミングよく行われるケースです。
もちろんこれは運次第なので狙ってできる
ものではありませんが、事前相談でバンク逆潮流ありの
判定が出たからといって諦めるのはもったいないですね。
ちなみにバンク逆潮流対策の工事は
その変電所を完全に停止させて行うため
工事ができるのは比較的電力需要の少ない
春または秋となります。
電気の需要が少ない時期に他の系統から
電力を融通して停電を起こさずに変電所工事を
済ませなければいけないためです。
低圧の複数基連系を今から申請すれば
接続検討に2〜3ヶ月要したとしても
もしかしたら春のバンク逆潮流対策工事に
間に合って早めに連携ができるかもしれませんね。
写真は友人からもらったある分譲型発電所の
連系柱の写真です。電柱2本で6系統連携させる方法が
ある事を知っておくだけでいずれなにかの
役に立つかもしれません。
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