融資を受けて実施する投資として一番スタンダードな事業は「不動産投資」ですよね。

人が住むものや商業ビルなどです。

人の営み、関わりを考えるとこれが王道になるのはある意味当然です。

街を歩いた時、目にするすべての建物が投資対象であり、チャンスなのですから。

太陽光発電と不動産投資を比較した場合、一番の違いは「キャピタルゲイン」という考え方が使えることです。

簡単にいうと価値の上昇です。

例えば、取得した土地や建物の評価が上昇した場合を想像してください。

取得価格よりも高い金額で売ることもできますよね？

７０００万で買った土地・建物の評価がのちに1億円になった場合、売却すれば３０００万円の利益です。

売却しなくても、３０００万円分の担保価値が生まれますから、それを元にさらなる融資を引き出すことも可能です。

これが不動産投資のいいところです。

今は実力を発揮しきれていない土地・建物を購入し、投資して価値を増大させ、市場の評価を上げてしまうのです。

逆に太陽光の場合は、ここが最大の課題です。

買った土地、購入したシステムは市場価値が上がることはまずありません。

それどころか担保価値のない無益な土地を買ったと評価されることがほとんど。

そういう意味では、自分の利回りのいい発電所を売ってしまって、不動産事業にチャレンジする人がいるというのも理解できます。

一方で、太陽光のメリットは何と言っても安定性であり、価値の低い土地でも実現可能なことでしょう。

「満室にする」といった苦労や「賃料収入が下がるかもしれない」という不安が一切ありません。

そういう意味で、コロナ渦の今、不動産から太陽光に軸足を移すという方が多くいらっしゃるのも理解できます。

人によってリスクの取り方、必要な利益幅は全く違いますからね。

皆さんはいかがですか？

• « 前の記事へ
• 次の記事へ »