太陽光発電の罠 信販フルローン即買いの欠点とは

昨年は信販会社を使って2つの発電所の契約を行いました。

 

1つは2150万円の発電所をフルローンです。

土地代も混みでいきなりファイナンスが用意されますから「買う!」と決めたらすぐ決まります。

申し込んで翌日には審査合格が出ていました。

あとは連係を待つだけ。

 

早いですし、楽ですよね。

 

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だが、信販を使ったフルローン即買いには大きな欠点が

何ですが、実はここには少々問題が潜んでいるのです。

この発電所、土地込みなんですが、土地代込みでフルローン契約をしたわけです。

 

この物件を購入した僕を銀行がどう評価するか、みなさんわかりますか?

 

太陽光発電ムラ市場

新潟の地銀の評価 この人のサラリー・資産でどこまで貸せるか 今いくらの物を持っていて、いくら借りているか

 

新潟の地銀の担当さんと話していて発覚したのがこれです。

ある人に幾らまで貸せるかというのは基本線その人のサラリー等の個人属性で決まります。

 

何かがあったら、働いているお金で返す。

固定収入を守るため、この人は逃げも隠れもしない。

 

これが銀行が個人を評価する基礎理論です。(基礎理論1 金持ちには貸せる)

 

もう一つの基礎理論は、その人がどれくらいの価値のものを所有していて、そこにどのくらいの融資や担保が入っているのかということです。 (基礎理論2 保有物件と借金、バランスシート壊れてない?)

 

例えば、2500万円・ローンなし担保なしという住宅を保有していたとしましょう。

この物件は担保価値が高いですから融資枠を確保することは簡単にできそうですよね。

(与信を増やしてくれる物件)

 

逆に、3000万円の住宅を新築フルローンで購入した場合はどうかというと・・・

買った瞬間住宅の価値は3割落ちると言われていますから2100万円の価値のものを3000万の借金でか言っている状態です。

この人は900万円の与信をいきなり持って行かれている事になります。

(与信を削る物件)

 

この、与信の逆ザヤ現象、信販を使ったフルローン即買い太陽光でも発生します。

減価償却後の評価額よりも、融資残高が多い状況は与信を削ってしまうのです。

逆に、頭金を2割入れたら、与信は削りませんし、キャッシュフローも厚くなりますからその人の与信は年々増えていきます。

 

お金持ちはよりお金持ちに、そうでない人のお金はなかなか増えない。

 

資本主義経済の仕組みはココにもありますね。

 

 

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