太陽光発電の落とし穴 (主に)高圧編 

落とし穴シリーズ! 太陽光発電土地取引あるある

 

以前「太陽光発電の落とし穴」系の記事を書いていました。その中で土地取引の落とし穴を書いたんですが、これはちょっと穴だらけの記事なのでその穴を埋める記事を書いてみようと思います。

 

もう少し、法律的な、原理的な落とし穴です。

割と高圧でハマる落とし穴なんですが、低圧でももちろんハマる可能性があります。

 

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1 大昔農業振興地域に入れられていて農地転用ができない土地だった

まぁやっぱり農地ですよね。

買いやすい土地で、太陽光発電ができない土地の代表例です。

 

登記簿上の地目が農地かどうかもまずチェックしますが、本質的には農業委員会の農地台帳を調べる必要があります。

地目上雑種地でも、農地台帳では農地に成っているケースも稀にあるのです。

農地法上の農地であるかどうかが肝なので、参照すべきは農地台帳なのです。

 

とはいえ、地目上雑種地の土地を調べてくれと農業委員会に持っていくと「はぁ?雑種地なんだろ?農地な訳ないじゃん」という顔をされることがほとんどでかなり脱力します。

 

太陽光発電ムラ市場

2 木が生えていないから油断してたけど実は森林法の制限がある土地だった

これもかなり痛いです。

農地と似てるんですが、森林法上の保安林だったりすると目も当てられません。

県や市に申請を出すのですがこの申請がけっこう大変なんです。

大変なんですが、一つ一つきちんとやれば通ります。

 

悲惨なのは申請を出す前にうっかり発電所を作ってしまった場合です。

申請の出し直しなのですが、その前に、原状回復をする必要があります。

 

発電所を撤去し、土地を造成前の状態に戻し、着手前に生えていた木を同じレベルまで植え直す必要があります。

で、その後申請をして許可を受けてから再造成後の再設置です。

 

まぁやってられませんよね。

 

3 河川法上の河川に分類されていた 港湾法上の港湾に相当していた

これも似てますね。

今は河川でなくても、昔河川だった場所は河川法上の河川として分類されている場合が稀にあるのです。

同様に地目が河川じゃなく、雑種地だったりします。

 

 

 

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