昨日16時頃 監視装置のアラート情報が入りました。
内容は三相4台+三相5台の二区画構成の新潟市の発電所のうち5台のパワコンが停止しているという物でした。
もう日が暮れていたので「なんだそりゃ?」と思いつつ、朝の起動を待つことにしました。
残念。
やはり5台は立ち上がりませんでした。
ということで始業前に朝現地に直行してみます。
内容は(G– 02. 系統不足電圧)です。
田淵は筐体の蓋を開けないとエラーメッセージが確認できないことと、エラーメッセージ自体が5桁の8の字ディスプレイなのがとても残念です。
まずは田淵独特のリセットボタンを押して再起動を試みます。
(後でマニュアルの写真載せます)
田淵のリセットボタンは基盤についている小さいボタンを直押しする形です。
なかなか信じられないユーザーの突き放し具合。
電気工事士がいじることが前提になっている機会ですね。
さて、その結果は、、、
見事に再起動しません。
というわけで
まずは田淵電機のカスタマーサポートに電話してみる
田淵電機のカスタマーサポートに電話をしてみました。
通常、メーカーのカスタマーサポートに電話すると要件を聞いた上で「それでは技術の方から回答させていただきます」という答えが返ってくることが多いのですが、田淵の場合は電話を受けた方がそのままスムーズに回答をしてくれます。
一時期「故障多すぎ!ファン壊れすぎ!」と言われて悪評が立った田淵電機ですが、逆にカスタマーサポートは相当鍛えられているようです。
カスタマーサポートにエラーコードを伝え、分電盤のブレーカーは全て上がっていて、周辺に停電はないことを伝えました。
何と言っても隣の僕の発電所はピンピンしているわけですから。
すると出てきた答えは 商用側(電力会社側)の電圧不足
カスタマーサポートから出てきた答えは電力会社側の問題であろうという内容。
それを確かめるためにまずは分電盤のブレーカーに入ってくる電圧を測定してほしいとのこと。
たまたま手元にパネルのストリングチェッカーがあったので測定してみると・・・
本来200V来ていないといけない電圧が51.1Vしか来ていません。
ちょっと不思議だなぁと思いつつ、これは電力会社側だと田淵電機さんから回答をもらいます。
さて、ここで残念ながら朝の時間は終了。
お客様のアポイントがあったので直行することになりました。
運転中に閃いた! 僕が測定していたのは一体何だったのか
現場を離れて運転していると脳が別のことを考え始めますよね。
こういったときに案外アイデアがぽろっと出てくる者です。
そのときに思いついたのは「ストリングチェッカーは直流電圧しか測定できないの出はないか?」という者。
だってパネル側は直流の世界ですよ。
そりゃそうですよね。
つまり僕が測っていたのは全く意味のない数字だったのです。
ということで商談後 交流のテスターを持って現場に
交流のテスターを持って現場に直行してみました。
>> 600V以下の発電所はこれでOK! 1000Vまで測れる電圧チェッカー
三相の電源はU V Wという3つの線できています。
U-V間で200V
V-W間も200V
W-U間も200V
これが正しい電圧です。
実測してみると(206V 99V 106V)という内容でこれは確かに電力側の問題です。
早速東北電力に電話し、現地に来ていただきました。
30分後 現地に東北電力さん到着
現地に到着。
電力のスタッフの方も僕と全く同じ測定をし、これは電力の連系柱の上にあるコンデンサの内部のヒューズの故障だろうということ。
「40分ほどで交換工事をしますのでちょっと待っててください」
ということで手際よく工事をしていただきました。
結果として13時には僕の発電所は無事復旧しました。
よかった!
なぜコンデンサの中のヒューズは故障したのか
問題はここです。
通常可能性があるのは雷。
ですが、故障時刻(昨日16時頃)は一切雷は鳴っていませんでした。
つまり雷が原因ではないわけです。
電力のスタッフが出した結論は「大量生産品なので、稀に不良部品がある。今回はそれではないか」とのこと。
5年経った発電所でも不良部品はあるもんなんですね。
本日の売電ロスはおそらく7000円程度でしょう。
せっかくの晴れ間だったのは残念ですが、半日で復旧できたのがよかったです。
おかげで三相の電源や田淵のパワコンについても少し理解が深まりました。
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単相200Vの場合三本線の真ん中の線(N)中性線
にクランプメーター入れるとR相T相間の電位差で
電流が流れます。その電流が大きいと故障である事が判断できます。
それを常時監視していると良いのですが。
ひだまり監視装置が入っていると言う事は、LTEかなんかのネットワークがあると思います。そこにルータつないで電圧計つなげば、監視できるハズです。
我が家は、全て測定しています。