第40回調達価格等算定委員会の資料にこのようなことが書いて有ります。
2012年に比べ、2018年上半期の太陽光の資金調達コストは下がってる。
4.19%だったものが1.96〜3.11%に下がってると。
つまり、資金調達コストは「50%〜75%」に減少していると言っています。
太陽光発電のリスクが思ったよりも低いことがわかり、皆さん積極的に投資している証ですね!
と捉えればいいんでしょうか?
いやー、でもこの資料実に微妙。なんだか実体とは少し離れているような・・・
現実はどうなのか 自己資本比率を見てみる
データの出どころがBlooomberg NEFということなんですが、その中身はよくわかりません。
その上でですが、データが語っているのは2012年当時は自己資本25%、他人資本75%。
自己資本は7%の調達コストと評価すると(自己資本は割高と評価)資金調達コストは4.19%ですよというストーリー。
でもさー、2012年当時って100%即時償却のルールがあったじゃない。。。
データとして自己資本比率が高いのってそのせいなような・・・
むしろ最近の融資事情では「自己資本は2割以上出して欲しい」なんて言われることもザラですよね。
現実はどうなのか 自己資本以外のコストを見てみる
この資金調達コストと言うのは利息以外のコストも当然含まれます。
最近の融資で多いのは担保でかかるコストです。
事業性融資を組もうとすると「土地+譲渡担保+売掛け債権担保」という3種の神器を全て担保にする必要があります。
法人ではそれを投棄する必要があります。
そこにもコストがかかってきますから当然それもコストアップ要因です。
低圧でいうと初年度の利息が2倍の取られるイメージを持ってもらえば分かりやすい金額です。
どうですかね?
資金調達コスト下がってますかね?
現実はどうなのか そもそもの融資の引き出しやすさを見てみる
もう一個忘れてはいけないのが「そもそも融資を出してくれるのか?」という点です。
簡単に言うと、資金調達コストが無限大だった案件を忘れてないかということです。
かかった資金調達コストを利益で割るわけですよね?
融資審査に弾かれた人は当然含まれていません。
特にかぼちゃショック以降は銀行はかなり「硬く」なっています。
今まで3行回れば借りれたものが10行回ってようやく借りれたのだとしたら、借りるための手間は3倍以上になっているということになります。
本業が乗り乗っていて企業の信用が高まりまくっている人は調達価格等算定委員会の言うとおり、資金調達コストは下がっている可能性があります。
しかし、大半の方々はむしろ借り難くなっているのではないでしょうか?
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