これは安倍総理の「自由で開かれたインド太平洋構想」の有事版です

(カテゴリ: a&veinと再生可能エネルギー)

借金大好きhamasakiです。

前回、 ホルムズ海峡の影響を受けやすい国どうしで 連携できないかと書きました。

で、書きながら気づきました。

これ、 安倍総理が言っていた 自由で開かれたインド太平洋構想 の有事版なんですよね。

平時のFOIPは何か。

航路の自由。 法の支配。 力による現状変更を認めない。 海を公共財として守る。

ざっくり言うとこうです。

すごく大事です。

でも有事になると、 これだけでは足りません。

通るべき海峡が危ない。 保険が跳ねる。 船が減る。 護衛が足りない。 燃料が偏る。 各国が奪い合う。

こうなると 「自由で開かれているはずの海」が 一気に詰まり始めます。

つまり有事版FOIPに必要なのは 理念だけではありません。

仕組みです。

私は有事版FOIPって、 多分こういうものだと思っています。

海上輸送の共同防衛。 重要物資の共同備蓄。 危機時の相互融通。 供給網の多重化。 調達の共同化。保険の整備。 そして最低限の継戦能力の共有。

ここまで行って初めて 有事に機能する構想になります。

で、ここが面白いところです。

この枠組みって 中国、インド、ロシアが見ている盤面の ちょうど中元に刺さる一手になり得ます。

なぜか。

まず中国。

中国もホルムズ海峡の影響を強く受けます。 でも中国主導の海の秩序は 周辺国が警戒する。

当たり前です。

なので中国は 影響力は欲しいけれど、 露骨に前には出にくい。

次にインド。

インドは地政学的に極めて重要です。 インド洋の要所に近い。 人口もある。 国力も伸びる。

ただしインドは まだ「みんなが安心して乗れる制度」を 完全には作れていません。

ここに余白があります。

次にロシア。

ロシアは自分が資源国である分、 資源依存国が弱った方が得です。

しかも米中が中東とインド洋に リソースを割くほど、 東アジアや欧州周辺で動きやすくなる。

だからこの盤面、 放っておくと 日本にとってあまり良い形にはなりません。

で、日本です。

日本は資源がありません。 でも海で食っています。 製造業があります。 制度設計ができます。 米国の同盟国でもあり、 アジアの国々とも話ができます。

つまり この盤面で日本が打つべき手は 覇権ではありません。

接着剤になることです。

中国を包囲する、 みたいな雑な話ではありません。

インドに全部賭ける、 みたいな話でもありません。

もっと現実的です。

日本が 「困る国どうしをつなぐ」 「有事の最低限のルールを作る」 「平時から訓練しておく」 この役を取る。

これです。

かなり強いです。

だってこれ、 表向きは誰も反対しにくいんですよ。

航路の安全が必要です。 エネルギーの安定供給が必要です。 危機時の相互融通が必要です。

全部正論です。

でも実際には、 かなり戦略的です。

なぜならそれを主導した国が ルールメーカーになるからです。

資源がない国が強くなる方法は限られています。

武力で取るのは無理。 資源を掘るのも無理。

だったら 物流と制度と信用を押さえるしかありません。

安倍総理のFOIPは 平時の海の思想として非常に優れていたと思います。

そして今必要なのはその続きです。

有事版です。

海峡が詰まりそうな時に、 誰とどう組み、 何を守り、 何を融通し、 どうやって市場のパニックを抑えるのか。

ここまで踏み込んで初めて 構想が戦略になります。

私は日本、 ここを本気でやるべきだと思っています。

再エネを増やすのも必要です。 蓄電池を増やすのも必要です。 国内回帰も必要です。 継戦能力の強化も必要です。

でもそれと同じくらい、 外の海で孤立しない仕組みを作ることが必要です。

日本一国で強くなるのではありません。

日本が入ることで 周りも少し強くなる。

この形が一番いいです。

そしてそれができれば、 中国、インド、ロシアが見ている盤面の中元に かなり嫌な一手を打てると思います。

嫌というのは 戦争をしたいからではありません。

こちらを簡単には揺らせなくなるからです。

それが抑止です。

そして多分、 今の日本に一番必要なのは こういう地味で強い一手です。

氷河期世代の私にとって安倍総理は「何も救ってくれなかった人」なのですが、私の義父は「大好き。日本のお父さんのような人。」と言っていました。

ドン引きしましたが、彼のこの構想は日本にとってとても大事な構想だったんだなと今になると痛感します。

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