すこしだけ、まとめておきます。
こちらも参考に
もう新電力各社も動きがなくなりましたが、一時期太陽光発電所などもプレミアム買取として、+1円のような価格で太陽光発電所の発電電力の買取を行っていました。
個別にお話をしていたこともあったのですが、
<なぜ新電力各社はプレミアム買取を行っていたのか>
新電力会社は電気を仕入れて(作って)、ユーザー(需要家)に電気を販売することが事業です。
再生エネルギーは再エネ賦課金というものが原資になり、回避可能原価と呼ばれる価格で新電力会社は調達することが出来ます。
この価格は電気卸売市場で得られる価格よりも安価であり、+1円のプレミアムを付けても採算が合うのではないかと考えました。
また、今後の電力自由化を見据えて、電力をどれだけ調達できるかによって市場でのポジションが決まるのではないかと考えられたため、各社で調達競争が行われました。
<なぜプレミアム買取は行われなくなったのか>
回避可能原価で購入した電力を電力卸売市場に流すだけで利益があがってしまうという仕組みについて、法律にて禁止されることになりました。そのため、しっかりと需要家に電気を販売することが必要になりました。
回避可能原価についてなどの細かなルール改正が行われています。
<再エネ事業者としての注意点>
+1円とは、!RRを10%程度で行っている事業から見ると利益を増やしていけるため、魅力的な条件と感じるかもしれません。
ただし、このお金については、相手方の会社が破産してしまうと回収できるお金ではなくなってしまいます。
しっかりと支払い条件、債務、債務保全、また相手方リスクというものを確認しましょう。
今契約している方は、現状の契約を確認しておくことが大切です。
契約解除すると戻すことは出来なくなります。安易に東京電力に戻せばよいというものでもないのです。
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