ジンコソーラーが太陽電池のマイクロクラックゼロに挑戦するという記事がありました(ジンコソーラー、世界初の「マイクロクラックゼロ」に挑戦する企業)。世界初とは大げさな気がします。私の認識では日本のメーカーの太陽電池はほとんどマイクロクラックゼロだと思うのですが、最近は違うのでしょうか?
この記事、機械翻訳をそのままアップしたのか読みづらいところはありますが、マイクロクラックを無くすためにジンコソーラーがいろいろ工夫していることは良く判ります。しかし、日本のメーカーは、これぐらいのことは昔からやっていると思いますが・・・。
この記事で取り上げられているのは、出荷時のマイクロクラック。EL検査をして出荷段階でマイクロクラックのあるものは不合格にしています。もちろん検査するだけでなく、イールドを上げるために生産段階で丁寧に扱って、生産段階のマイクロクラックゼロに挑むようです。
しかし 私が気になるのはマイクロクラックよりスネイルトレイル。これは出荷時にはマイクロクラックとは認識されなくても、設置後に温度ストレスなどの繰り返しでマイクロクラックらしきものが発生して起こるようですが、今のところ電気出力にほとんど影響を与えないため、メーカーは問題なしと言う見解です。しかし10年以上後でも影響がないのでしょうかねぇ。そこが不安です。ただし、スネイルトレイルも日本のメーカーの太陽電池にはほとんど見られない現象で安心していられます。この辺りを見ると、やはり日本のものは良いのかなぁ、という印象を持ってしまいます。
ジンコソーラーもスネイルトレイルは問題なしと言う見解でしょうねぇ。まぁ、出力に影響がないのでそうなるのでしょうが・・・。品質向上に取り組むのは良いのですが、出荷段階でのマイクロクラックゼロだけではまだ少し甘いような気がします。スネイルトレイルにどう対応するか、その辺りも知りたいですね。
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