今年の11月に、住宅太陽光発電で最初に高値買取り制度の対象となったユーザーが、契約期間が終了して自由契約になってしまう、いわゆる卒FITの問題はかねてより話題になっていました。太陽光発電のような不安定な電源は引き取り手がいないのではと心配していましたが、意外に売れるようで、むしろ争奪戦になるという話さえあります(太陽光発電優遇「FIT」年内に53万世帯終了、争奪戦へ)。
この記事を読んだだけでは、本当に「争奪戦」状況なのかどうかよく判りませんが、「卒FIT」の太陽光発電の買取り価格は8-10円/kWhが既に提示されており、思ったより良い価格で売れそうです。ひとまずは安心ですね。
この記事を読んで知ったのですが、今年の11月にFITが切れる53万世帯のうち30万世帯がシャープの太陽光発電を設置しているらしいです。シャープ、凄く頑張っていたのですね! で、その30万世帯が蓄電池の売り込みチャンスになると見ているようです。蓄電池は今のところ高すぎて経済的には馬鹿馬鹿しい投資になりますが、これを機に買う人が結構いる可能性は高いと思います。
30万世帯のうち1割が蓄電池を購入しても3万台(シャープの売り上げ目標は1万5千台らしいですが)。まぁ、こんなに売れるのは今年だけですけれどね。来年からは大幅に落ちてしまいそうですが、弾みをつけるには良い市場です。ただ、単に売るだけでなく、市場を広げて蓄電池の価格ダウンに貢献して欲しいと思いますよ。とにかく、日本の蓄電池は高すぎますからね。
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