みんな電力と言うと新電力の一つで、再生可能エネルギー電力の活用を推進している会社ですが、そこが新しい電力取引の開発を行っています(ブロックチェーンによる「P2P電力取引」、みんな電力が実証)。
最近の私はブロックチェーンによる電力取引に興味を持っていて、ここで取り上げた記事もその一つになります。ただ、いろいろ追いかけて判ってきたことですが、ブロックチェーンと言うのは、「信頼性の高い記録ができる」ということと「記録を過去に遡って見られる」ということに特徴を持つ記録方式であるだけで、ブロックチェーンを使うと何かうまい電力取引ができるというものでは無いようです。まぁ、そういう特徴を持つ記録方式を開発するのは大変なので、十分に役に立つことですがね。
で、 みんな電力の新しい方式は需要家や発電ユーザー、蓄電ユーザーなどでグループを組み、各発電所の30分毎の発電量を単位として、あらかじめ決められた優先順位に従って需要家や蓄電池に割り当てるようです。この「あらかじめ決められた優先順位」というところに経営のノウハウがありそうですね。
ユーザーから見たら、「できるだけ再生可能エネルギーの電力を購入したい」とか「できるだけ〇〇さんに電気を売りたい」などの希望を効いてもらえるようになるのですかね? これから多くの新電力が同じようなサービスを提供してくると思いますが、ユーザーはその中でなるべく自分に有利な条件のある新電力を選べることになるのかな?
2019年を迎えると、このようなサービス競争が始まるのでしょう。いろいろ淘汰されて、野立てのFIT期間が終わる頃にはより良いサービスが開発されていることを期待しています。・・・と言っても、20年後は私は死んでいるかもしれないな。いや、FIT後を見届けるためになんとか生き延びようと思っています。
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