5月末に中国が太陽光政策を導入から抑制へと転換すると発表した時は、中国だけでなく世界中が驚きました。また、ただでさえ生産過剰気味の中国の太陽光パネルが世界中に溢れ、価格暴落を起こすのではないかと恐れられました。
やっぱりパネル価格は下がっていますね。下がそのグラフです。出典は PVinsights ( http://pvinsights.com/ )。このサイトではアメリカ大口取引の最低価格を調べているらしく、いろいろなパネルについて数字が出ていますが、上記のグラフはそのうちの多結晶モジュールについてのものです。数字は毎週更新されますが、その月平均をとって上記のグラフにしています。
パネル価格が30セント/Wを切った時に、もうこれ以上下がるのは難しいかなと思いましたが、グラフを見ると20セント/Wを切る勢いですね。もっともこれは大口取引の最低価格なので、実勢はもっと高いと思います。そう思って、ネットでのばら売りがどれぐらいの価格になっているか少し見てみました。下がその一例です。
いやぁー、驚き! 今やばら売りでも60円/Wを切っているのですね。数十kW買うと50円を切るのかな?
問題はこれが中国の政策変更による一時的なものなのかどうかですね。日本のパネルメーカーさんは大変でしょうけれど、購入側としては価格が下がってくれるのは嬉しいことです。今後どうなるか、引き続き価格動向には注目していきたいと思います。
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