CIS太陽電池について不可解なことが多いと前にこのブログで書きましたが、その後の発電状況を見てもやはり不可解だと感じています。光照射効果と温度特性についてです。
春は気温の変化が激しいので太陽電池の温度特性が良く見えてくる季節です。特に曇っている時に急に太陽が顔を出すと、パネル温度が低いままで日射が強くなり、定格(25度での出力)以上の出力を得ることも珍しくありません。
つい最近も定格を大幅に超える出力を得ることがありました。次の2つが典型的な例です。
- 気温18度で出力5.1kW
- 気温23度で出力4.9kW
この出力と温度の関係を考える前に、我家の屋根太陽光の出力に触れておきます。
太陽電池は東、南、西に分かれて設置されていますので、南向きに換算しています。
東:1.19kW、南:1.87kW、西:1.53kW
東、西には0.85をかけて合計する à 4.18kW
(一般的に東、西は南の85%の出力としているようです)
他の発電所との比較で微調整して à 4.3kW
(屋根勾配は5寸、すなわち26.6度)
この換算が正しいかどうかは検討の余地がありますが、太陽電池の単純合計では4.59kW、半分以上が東、西向きで、設置角度も少し寝ています。
4.3kWでそれほど大きな誤差は無いだろうと思っています。
さて、ここで上の例を見てみますと、4.3kWどころか単純合計の4.59kWもかなり上回っています。
パネル温度が低いと出力は上がりますが、気温より下回ることは考えにくいので、25度より大きく下回っているとは考えにくい状況です。
どうも出力が大きすぎるような気がします。ソーラーシミュレータと自然光のスペクトルの差によるとしたら大きすぎるのでは・・・。
やはり光照射効果があるのでしょうか。
もう少し検討していきたいと思います。
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