シャープは太陽電池の最大の問題だったシリコンの長期購入計画の見直しに成功したようです( 「負の遺産」解消 太陽電池、引当金101億円減)。
これは10年余り前に欧州での太陽電池ブームでシリコン需要がひっ迫した時、シャープが原料確保のために売り手と高値での長期契約を結んだため、その後シリコンの供給が増えて価格が下がっても高値で買い続けないといけなくなり、太陽電池の収益が大幅に悪くなっていた問題です。いわばシャープは売り手に足元を見られた訳です。
とにかくこの問題を解消できたのは大きいです。勉強不足で「引当金」の意味がよく分かりませんが、101億円も高値シリコン購入で赤字になりそうだったということですね。
どんな交渉をしたのか判りませんが、売り手にも何らかのメリットが無いと価格を下げるとは思えません。お金を払ったとすると決算に反映されるでしょうが、そのようでもないので他の取引材料を与えたのでしょう。鴻海はやり手ですから、うまく交渉したのかもしれません。
その辺りのことを知りたいなぁ・・・、まぁ、無理でしょうが。このようなうまい交渉が続くなら、シャープの立ち直りは早いかも。
コメントを残す