ジンコソーラーのモジュール変換効率が世界最高の23.5%を達成したそうです(23.45%単結晶の新たな世界記録、ジンコソーラーが工業博覧会でのヘビー宣言)。同社はつい最近22.78%で世界最高を達成したばかりですが(ジンコソーラー、P型単結晶セルの変換効率で世界記録を達成)、それが更新されました。ジンコソーラー、なかなか頑張っているようです。
太陽電池の変換効率にはセル変換効率とモジュール変換効率があって、モジュール変換効率はセル変換効率より1割ほど落ちてしまいます。この記事で取り扱われているのはモジュール変換効率と思われますので、セル変換効率では25%ぐらい達成しているのでしょう。これも世界最高クラスですね。
で、 これは試作段階のモジュールの話でしょうねぇ。22.78%の記事ではジンコソーラーのモジュールはTUVの測定で356.5Wを達成したと書いてあるだけです。もう一方の記事では23.5%の効率が達成されたと書いてあるだけです。一方、ジンコソーラーのHPを見ると60セルのモジュールの出力は330Wになっています。これは世界最高ではありませんね。
とすると、今のモジュールの効率がどれぐらいで、今後、いつごろどれぐらいの効率の製品が出てくるのか、その辺りが知りたいところですね。
取りあえず、ジンコソーラーは基礎技術を十分に持っているということは判るニュースでした。
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