ソーラーシェアリングとは農業地に太陽光パネルをスカスカに隙間を開けて並べ、太陽光の一部で発電し、残りの光は地上の農作物にあてて育てるものです。初めてこの話を聞いたときは、そんなことをして農作物が健全に育つのかなと疑問に思いましたが、農作物の中には日射を少し抑えた方が良く育つものもあると聞いて(農業関係者の話です)、がぜん興味がわきました。
私と同じように感じる人も多いのか、ソーラーシェアリングはかなり急速に拡大しているようで、いろいろ推進団体も出てきています。その中の一つが現状のソーラーシェアリングの実態調査を行いました(全国の実態調査で見えてきた、ソーラーシェアリングの現状と課題)。面白い内容です。
ソーラーシェアリングの推進団体が行った調査なので、まだまだソーラーシェアリングの周知活動を強化しないといけないというようなニュアンスの報告になっています。ただ、私はこの記事を読んで、逆にソーラーシェアリングはよく認知されているなと言う印象を持ちました。なにしろ農業委員会の80%が認知しているという結果ですからね。もちろん、認知していないどころか抵抗勢力もあるのですが、むしろ抵抗勢力がもう少しあっても良いというぐらいの印象を持っています。
FITを導入するときも抵抗勢力はあったのですが、あの時は菅直人のゴリ押しで導入され、慎重派の意見はほとんど無視されましたからね。その時の無理がこんな歪んだFITを作ってしまった一因になっていますよ。やはり健全な議論をするためには、ある程度の抵抗勢力は必要です。
実は、ソーラーシェアリングにまたまたあの菅直人をはじめ鳩山氏や小泉氏がちょっかいを出しているので、ちょっと嫌な気持ちも持っています。まぁ、ソーラーシェアリングの方はFITのように無理な推進は無いと思いますが、健全に育って欲しいと思っています。
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