またテスラのニュースが流れていました。サモアで太陽光のミニグリッドを行うとか(Tesla/SolarCityはサモアのタウ島の電力をまるごと太陽光で発電する)。特に目新しい内容は無いのですが、先日買収したソーラーシティと行うあたりにニュース価値があるのでしょうか。とにかく、テスラは話題作りがうまいですね。
太陽光発電とバッテリーと組み合わせるのはこれからの形と考えられ、他にも今後のEVの普及も考え合わせると、バッテリーの需要拡大が期待できそうです。しかし、今のリチウムイオンバッテリーだとリチウムの供給に不安があるようです。
私はあまり詳しくありませんが、リチウムはそんなに豊富に埋蔵されているような気がしません。原材料に不安があると、量産でのコストダウンは期待しにくくなります。テスラは従来よりも大幅にバッテリーシステムの価格を下げてきましたが、それでもまだバッテリー価格は高く、更に半額ぐらいに抑える必要があるように思います。
恐らくこのプロジェクトの発電コストをまともに計算すると、とても高いものになってしまうでしょう。そのためこのプロジェクトでは政府関係機関の援助金をいくつも取り入れ、コストダウンを図っているようです。
昨日このブログで紹介した九州電力のバッテリーシステムも政府の補助金を取り入れていました。現状ではバッテリーシステムはコスト的に見合わず、このように補助金に頼る方法になるようです。それは仕方ないのですが、将来的にコストは下がるのでしょうか?
ところで、このように政府の資金を取り入れて行っている事業で儲けが出るとどうするのでしょうかね。儲けたら返す・・・ではないような気がします。国家が行う技術開発のコスト、先行投資と言うところしょうか。私から見ると、貰い得ではないか、と言う気もします。
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