テスラ社の業績が好転しているようです(米テスラ、第3四半期は黒字転換)。テスラと言えば電気自動車の超新星としてその名を轟かせましたが、その後、電気自動車の生産が軌道に乗らず、CEOのイーロン・マスクの実力に疑問符が打たれるようになりました。イーロン・マスクも業務効率化に努めるなどの経営努力をしていたようですが、Twitterで余計なことを書いて金融界から非難を浴びるなどの失態もあり、今後の成り行きが心配されていました。しかし、この記事の話が本当なら、ようやくテスラも生産体制がしっかりしてきたのかなという気がします。
テスラは電気自動車で有名ですが、太陽光発電にも手を出してきて、私が同社を知ったのはその時でした。斬新なアイデアのソーラールーフと言う太陽光パネルを発表し、私も随分期待したのですが、その後さっぱり生産の話が進まず、一方でロケット打ち上げ計画など派手なことばかり言って実務が進まない会社だなと失望していました。
単にテスラが自滅するならそれで良いのですが、私が特に気にしていたのは、パナソニックが太陽光パネルの生産でテスラと協業契約を結んでいた点です。アメリカの新参会社の気まぐれのために日本の老舗の業績に傷がつくなんて不愉快ですからね。「パナソニックはうまく逃げだしてくれよ」と内心思っていました。
テスラの業績がこの記事のように好転しているということは、少しは安心材料になるのでしょうかね。ただ、テスラは問題であった電気自動車モデル3の生産を安定化するために大胆に社内合理化したらしく、その時に太陽電池事業も相当合理化したようです。そうなると今回の業績好転は、パナソニックにとって決して良いニュースとは言えないわけです。
電気自動車の方は何とかなるのかもしれませんが、太陽電池の方はテスラがどのようにしてくるのかまだ判りませんね。
安心なのか不安なのかよく判らない、テスラの業績好転のニュースでした。
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