6万7000人もの人が住んでいるハワイのカウアイ島をテスラ社が太陽光発電で電化しました(テスラ、ハワイのカウアイ島にソーラー電力供給へ、他に 人口約7万のハワイ・カウアイ島の島の電力を太陽光だけで賄う施設をテスラが完成させる)。同島の電力会社に電気を13.9セント/kWhで売るようです。
テスラ頑張っていますね。ここで使われているパワーパックはテスラ社のパワーウォール2をパックしたものらしいです。ちょっとコストを考えてみましょう。パワーウォール2は14kWhで80万円ほどですので、一日に14kWh分充放電し20年間使えたとすると、kWhあたりのコストは、
800,000 ÷ 14 ÷ 365 ÷ 20 = 7.8円/kWh
となります。少し計算を簡略化しすぎているかもしれませんが、それほど大きな間違いはないと思います。
で、発電した電気を電力会社に13.9セント/kWhで売って採算がとれるのですから、残りの発電コストは6円/kWh 以下で収まっていることになります。安いですね。
アメリカでは太陽光発電機器や工事が安い上に、ハワイなら日照条件が良いということはありますが、こういう記事を見るたびに日本の太陽光発電は高いなぁと思ってしまいます。日本ではFITの高値買取価格が21円/kWhでもう採算が難しいと言われる状況ですからね。
日照条件はどうしようもありませんが、それ以外のところはアメリカ並みにコストダウンして行けるのでしょうか? 何がネックになっているのでしょうかねぇ。そこをうまく抑えれば、日本でもビジネスチャンスはあるということでしょうか。
確かに今でも工夫次第で太陽光発電はビジネスになると頑張っている人もいるようです。テスラ社にも早く日本に乗り込んできて欲しいですね。
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