Looopがドローンを使ったパネル点検を試行してみたそうです(ドローンによる太陽光パネル点検Looopが検証、作業効率も向上)。ドローンにサーモカメラを載せて太陽光発電所を空撮し、異常発熱箇所がないか調べるという方法です。
Looopのこの試みは同社のメガソーラーで行われました。発電規模8.8MWもあり、パネル枚数は3万枚以上だそうです。さすがにこの規模になると点検も大変でしょうね。地上で人がサーモカメラで撮影する場合に12人日かかっていたものが、ドローンを使って空撮することにより4人日に短縮されたそうです。しかも撮影場所の同定も、ドローンを使う方が間違いが少ないそうです。
確かにメガソーラークラスになればドローンでの撮影は威力を発揮するでしょうね。私の持っている50kWぐらいの発電所では、地上でやるのとあまり大差はないように思いますが、数百kWぐらいになるとドローンを使いたくなるでしょう。地上からサーモカメラでパネルをずっと見ていくのはちょっと面倒ですからね。それに地上だとパネルを斜めに見るので正確にサーモ像を撮れない時もあります。ドローンで上から撮る方が正確でしょうね。
こういうことから、ドローンによるサーモカメラ検査は太陽光発電のメンテビジネスにつながるとは思います。しかし、それだけだとどこでも簡単に導入できそうなので、もう一工夫しないと競争力が持てないような気がします。各社、どのようなサービスを組み合わせてくるか、興味深いところです。
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