私は太陽光発電のことを書いているブログは他にもいくつもあると思い、このブログではできるだけ他の人が書かないようなことを書こうと思っていますが、それを続けるというのはなかなか難しいですね。
今は、独立型太陽光発電装置の話を書いていますが、この話はよく見られる入門書のような内容にどうしてもなりがちです。そこは工夫して書こうかと思っていますが、つまらなくなってしまっているかもしれません。ご容赦頂いてお付き合いしてもらえれば幸いです。
さて、バッテリーは電気を貯める装置なので、これがあれば太陽光発電の電気を夜でも使えるようになります。バッテリーで有名なものは自動車用の鉛バッテリーで、12Vのバッテリーもカーショップなどでよく売られています。
太陽光発電でも鉛バッテリーが良く使われますただ、正確に言うと自動車用のバッテリーと太陽光発電用のバッテリーは少し違っています。車用の鉛バッテリーも使えますが、多分、寿命が短いでしょう。
車用のバッテリーはエンジンの始動のために一瞬で大電流を流せるように作ってあります。大電流を流すには極板の面積が大きいことが必要です。このために自動車用鉛バッテリーの電極は多孔質状になっていて、表面の穴や凸凹で面積を稼ぐようになっています。いわば粗な感じの電極になっています。
一方、太陽電池システムの場合は大電流は必要とせず、少ない電流でよいので長い間電流を流せるほうが使い勝手上便利です。このため極板はできるだけ密にしっかりと作っています。このように長時間用途に使えるバッテリーは深放電バッテリーと言われています。
自動車用のバッテリーを太陽電池用途に使うと、長時間使用に電極が耐え切れず、寿命が短くなるようです。
ただ太陽電池用のバッテリーは自動車用の2倍3倍の値段で、寿命がせいぜい3倍4倍程度にしかならないので、コストパーフォーマンスではそれほど良くなったという感じはしないかも知れません。
まぁ、バッテリーについての話はこれぐらいにして、次回はコントローラーについての話にしようと思います。こちらもちょっと退屈するかもしれませんが、頑張って書くつもりです。
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