強風で太陽光発電のアレイが壊れたという話を聞いたりしますが、そういう架台はたいてい華奢な作りで、自業自得と思わせるようなものばかりです。しかし、下の写真のように丈夫な作りでもパネルだけが飛ばされるということがあったようです(平屋の建物のような重厚な構造でも、吹き飛んだ太陽光パネル)。
確かに丈夫な作りですね。記事ではパネルが飛んだ原因を「南九州の記録的な強風」としています。もし飛んだパネルで事故でもおこして損害賠償の話になっていたら、まわりの太陽光発電や構造物で同じような被害が無かったかなど多角的に検証されるでしょうけれど、今回の場合はそこまで至らなかったので、正確な原因は判りません。
少し気になるのはパネルの固定方法がどうであったかという点。写真では分からないですが、爪で抑えるタイプのものだと、ちょっと押さえが悪いと外れてパネルが風で飛ばされるかもしれません。本当はパネルのフレームを架台に直接ボルト・ナットで固定するのが良いのですが、上から爪で固定する方が作業がずっと楽なので、最近のアレイは殆どこの方式になっています。ただ、この件ではかなりのパネルが飛ばされていますので、それらが全て押さえ不良と言うのも考え難いような気がします。
状況は良く判りませんが、とにかく他への被害が無かったのは幸いでしたね。
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