福島県の楢葉町と言うところに新しいパネル工場が完成しました(福島・楢葉に太陽光パネル工場 結晶系で最大級)。アンフィニという会社が建設しました。凄いですね。年産100MWだそうです。
アンフィニは1995年設立の新しい会社ですが、シリコン事業をベースにしていますので、太陽電池生産には比較的馴染みがあるのでしょう。しかし、現存の日本太陽電池メーカーが軒並み中国の低価格攻勢に苦戦を強いられる中で、新しく工場を作っても対抗して行けるのでしょうか。
少し調べてみると、アンフィニにとってこの工場は2ヵ所目のようですね。既に行っている事業なので、新工場建設しても勝算があるのでしょう。新工場は福島県に建設され、従業員80名の内、70名を地元採用するそうです。復興事業の一環として行うことで、何らかの補助金が得られるのかもしれません。
また、新工場には1.5MWの太陽光発電を設置し、更に1.2MWhの蓄電池も設置して自家消費するようです。それよりFITで売った方が採算が良いような気がするのですが、これにもFIT以外の何らかの補助金があるのかもしれません。
この工場の生産規模は100MWですから、国内最大級といっても中国のギガワットクラスに比べたら小さいので、量産効果はあまり望めません。いろいろ知恵を絞って補助金などを使い、採算を良くしているのだと思いますが、それだと一般性が無いので、規模拡大をするのは難しいかもしれません。それはそれで、事業が健全に持続できるのなら歓迎すべきことです。日本の太陽光産業に貢献して欲しいですね。
アンフィニという会社を私は知りませんでしたが、どんな太陽電池を作って、どのように事業を進めるのか注目していきたいと思います。
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