RE100とは、企業が事業活動に使う電力を100%再生可能エネルギーで賄おうとする国際運動のことで、海外では既に随分盛んですが、日本からの参加は少ないなと思っていました。しかし、今年になって23社まで参加するに至ったようで、ちょっと、安心ですかね。
ところで、このRE100というのは大企業を対象とした活動のようです。これでは不自由と考えたのか、中小企業用のRE100として、REactionという活動が日本で発足しました(再生エネ100%へ中小結集、10月に新組織のインパクト)。中小企業、頑張っているようですよ。
これで、「日本では大企業で出遅れた分、中小企業で取り戻せる」という期待もありますが、「大企業が躊躇っているのに、中小企業がやっていけるのか」という心配もありますね。
日本でRE100が進まない背景には、具体的なメリットが見えないという問題があります。海外でRE100に参加している会社は、取引や融資で優遇されるというメリットがあるようで、単に環境意識だけでなく事業としてもRE100に参加する価値があるようです。なるほど、それなら参加するわな。
日本でもそういう動きがあったら良いのですけれど、どうなのでしょうね。今の日本では経済性の面から火力や原発に頼ろうという声が強く、なかなかそういう動きにはならないようです。ま、しかし諦めずにREactionのような動きを積み重ねて、少しでも再生エネ普及が進んでいって欲しいですね。
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